竹やぶ

実家のベランダからは小ぢんまりとした竹やぶが見えて、そこは私が子どもの頃の、主な遊び場のひとつだった。離れて眺めるとそれほど広くはないのだけど、足を踏み入れてしまえば、それが全部になるような場所だった。
今朝、その竹やぶに入る夢を見た。うす茶色の葉が降り積もった地面は柔らかで、踏むと小さな光が舞い上がる。それが面白くて夢中で足を踏み出しているうちに、気がつくとどこから入ってきたのかわからなくなってしまっていた。

目が覚めて寝ぼけたままの頭で、黄色い山吹のあるところが出口、ということを思い出し、記憶っていうのはかきまぜた拍子に思わぬものが浮かんでくるのだなと思う。山吹の脇を通った先にはNさんの家があり、そこには男の子ばかりの4人兄弟が住んでいて、よくファミコンをやらせてもらった。オバQが犬から逃げるゲームとかあった。ドンジャラも教えてくれた。彼らはみな中学生くらいになった頃から私の相手はしてくれなくなり、やがて疎遠になって今はどこでどうしているのかもわからない。
なんてことを考えているうちに二度寝しそうになったので、慌てて布団をはねのけて今日も会社に行きました。

今年面白かったマンガ、とか書きたいこといろいろあるんだけど、買ってまだ読んでないマンガもたくさんあるので、もうちょっと後で。
今年はなんだかバタバタしていて、毎日があっという間です。