年末年始日記

30日はスイスから来ていた友人を囲んで観光した後にみんなでご飯。彼と顔をあわせて話すのは8年ぶりだったのだけど、私のめちゃくちゃな英語を一生懸命理解しようとしてくれるのでありがたかった。「インセプションラストはどうなったと思う?」「そりゃ希望を言えば…」ってくだりでにやにやできたり、「ダークナイト」面白かったよねーとか、じゃあ「月に囚われた男」みた? とか、お互い知ってるものだと単語だけでもだいたい通じるので楽しい。あと、飲み屋で選んだものがチーズでさすがスイスと思いました。

年越しは兄弟でモンハン。クエストがスタートすると、まず道具箱から地図や回復薬などを取るのですが、毎回いっせいに箱に走って人数分あるはずの回復薬やドリンクの奪い合いになるあさましい4兄弟でした。普段の食事でも、もちろん肉からなくなります。

今年の元旦は祖母が若い頃に着ていた着物を着て挨拶に行く、というのは、祖母を喜ばせたいという母の思い付きだった。ただ、温和だった祖父と違って、祖母は普段から孫にはあまり興味がない人なので、張り切る母の期待が空振りに終わらないといいけどね…なんて心配も実は少ししていた。
しかし、いざ顔をあわせたときの祖母の顔は私が今まで見たことのないようなもので、一瞬でその着物を見分け、立ったままとめどなく思い出話を続ける様子を見て、ああこれを着てきてよかったなあと思えた。これは誰にもらった反物で、とか、何のときに作ったとか、着物っていうのはそうやって思い出と結びついてるものなんだなということを改めて思う。おじいちゃんにも見せたかったわ、という言葉に皆大きく頷き、そこでようやく祖母は椅子に座った。
ちなみに上の弟はその間ずっと iPhoneチョウザメの動画を見ていました。
 袖からヒートテック見えてる妹。
元旦の夜は父の誕生日ケーキを食べた。
かつては食べるものを食べたらすぐにテレビに移行する父だったけれど、定年してからすっかり丸くなったせいか、食後もパソコン操作の仕方を教えてくれといって居間にノートPCを持ち込み、結局お気に入りの youtube 動画を見せ始め(サラブライトマンとかそういうの)、早くゲームがしたい弟がイライラし始めるのも面白かった。

おせちは元旦でおわり、2日めの晩ご飯は父がすき焼きを作った。すき焼きといえば、上の弟の出産で母が入院していたとき、父がすき焼きに塩を入れ、しょっぱいすき焼きができあがったことがあった。
そんなことを考えていたら、父が「今はこんなのがあるのよね」と言ってすき焼きの素みたいな調味料を出してきたので、ああ21世紀だなあということを考えたりしました。

なんかずっとばたばたしていて、初詣にも行ってないし、おもちは2個しか食べてないしで、正月はまだまだこれからの気分なんだけど、
何はともあれ、今年もよい年になるといいなと思います。