外天楼/石黒正数

外天楼 (KCデラックス 文芸第三出版)

外天楼 (KCデラックス 文芸第三出版)

人気シリーズ「それでも町は廻っている」でも、ミステリーありコメディありSFありで、良くこれだけたくさんのネタが出てくるなーと驚くことの多い石黒正数さんが、1冊で連作短編を描いてみたら、全部のせで1本にというルービックキューブみたいな短篇集でした。
読み終わってすぐもう1回読み直したくなります。
個人的には今年の石黒正数さんベストは「それでも町は廻っている」9巻の“べちこ焼き”のお話なのですが、この「外天楼」は1冊で石黒正数さんの魅力が存分につまってるということもあり今年の漫画ベストみたいなのに挙げる人が多いんじゃないかなーとか今から思っています。面白いです。
そして、これが面白かったけど「それ町」はまだという方はぜひ9巻まで読んで欲しいです。