- 作者: 海野つなみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/12/13
- メディア: コミック
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この「小煌女」は著者初のSFだったとのことですが、異星人とのやりとりが出てくるお話とはいえ、お話は「王子と乞食」に近い定番の物語じゃないかなと思います。ただ、物語の舞台となる架空の星のルールが、わりと終盤で語られるため、ちょっと都合良く感じられてしまったのが残念。こういうのはファンタジーの難しいところだなと思います。
でも、全体を通してとても上品な印象があるのは「回転銀河」を初めて読んだときと共通しています。連作短編を是非また読みたいです。