永遠の僕たち

監督:ガス・ヴァン・サント

葬式巡りをしていた男の子が、ある葬式で出会った女の子と仲良くなる話。その女の子は実は重い病気なんですけども、主人公と彼女の「世界」に対する距離感には共通した部分があり、自然と気持ちも近づいていく。このへんはね、ちょっと可愛らしすぎるというか、見ながら「あれこれガス・ヴァン・サントだったよね…」とかぼんやり考えてしまったりもしたのですが、
でもそのひたすら平和な場面があるからこそ、確実に近づいてくる死を前に、どうしようもなくなる瞬間とのコントラストが鮮やかだったりもして、
個人的にはとても気に入ったラストシーンでした。
テーマの割にわりとビジュアル重視というか、とても美しい映画に仕上がっているんですけど、登場人物2人がとてもみずみずしく嫌みがないのもよかった。
あと、とにかくヒロインの着ているものがどれもとってもかわいかった。衣装が好みすぎてちょっとそればっかり見てしまったところもあって申し訳ない。

見終わってからは時折、私だったらラストシーンのあれは何を置いてもらおうかなとか考えたりしています。