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 2012年の漫画!

今年も漫画を読むのは大変楽しかったです。毎年年末は新刊ラッシュで、まだ感想書いてないのは大量にあるし、積んでる新刊もあるのですが、年が明ける前に年末のまとめを書きたいと思います。

  • 2011年のまとめはこちら

http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20111226

2012年振り返り

思い返してみると今年は特に女性漫画家の作品に偏って読んでいた気がします。
個人的に感慨深かったのは、掲載紙を移動しての「羣青」の完結、そしてアニメ化もされた「坂道のアポロン」の完結。「坂道のアポロン」のアニメ化は、とにかくライブシーンが素晴らしくて、あの場面だけでも何回も見たくなる。OPもよかったなあ。
アニメ化といえば「ヨルムンガンド」の完結もありました。実は漫画で最後まで読んでないんですけど、アニメのラストが大変良かったのでこれから追いかけまとめ読みをする予定です。
それからヤマシタトモコさん、えすとえむさんの活躍もすごい。たくさん単行本が出て嬉しい限りです。えすとえむさんはもう少しコメディ寄り(といっていいのか、「はたらけ!ケンタウロス」とか「うどんの女」的な)の作品も読みたいな。そしてこの2人に続くのじゃないかという勢いがあるのが「昭和元禄 落語心中」の雲田はるこさんです。以前BL作品で読んだとき、あんまり好みじゃないなと思ってたはずなのに「昭和〜」はすごくよかった。1作品で決めるのよくないなって思いました。
ふみふみこさんも完全にブレイクした感じ。年をまたいで3作品連続刊行の最中なんだけど、どの作品も装幀が大変好みだな!って思う。
買い続けてる連載作品「海街diary」「町でうわさの天狗の子」「大奥」「きのう何食べた?」などはターニングポイントを迎えた感じがあって続きがたいへん楽しみです。
というわけで今年のベスト10!

2012のベスト10!

今年は、個人的ベストってのは推したい気持ちにかなり左右されるということがわかったベスト10になりました。

10位「坂道のアポロン」/小玉ユキid:ichinics:20120516:p1)

音のない「漫画」なのに音楽をはっきり感じる作品だったと思う。だからこそ、アニメ化には少し不安もあったのだけど、菅野よう子さんを迎えての音の描き方は、漫画への敬意に溢れていてとてもよかったと思います。そして、初の長期連載をこんなふうにコントロールしきって完結を迎えたということがすごい。次の作品がとても楽しみです。

坂道のアポロン (9) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (9) (フラワーコミックス)

9位「羣青」/中村珍id:ichinics:20120612:p1)

初めて雑誌で見た時から、ずっと気になって忘れられなかった作品。好き、というのとも違うし、誰にでもおすすめっていうわけじゃないのだけど、この作品の圧力は今後も忘れられないと思う。
感想にも書いたけど、映画化してほしいな。

羣青 下 (IKKI COMIX)

羣青 下 (IKKI COMIX)

8位「人間仮免中」/卯月妙子

この作品については日記に感想をかけていないのだけど、今年読んだ作品として挙げないわけにはいかない作品でした。漫画を読むのに一週間くらいかけたのは初めてかもしれない。

人間仮免中

人間仮免中

7位「ひばりの朝」/ヤマシタトモコid:ichinics:20120906:p1)

ヤマシタトモコ作品の魅力が凝縮されたような作品だと思う。複数視点の連作短編集というのもいいし、視点をかえることでキャラクターの印象まで変わってくるところがすごくいい。何よりこれが1巻でまだ続きが読めるって最高です。

ひばりの朝 1 (Feelコミックス)

ひばりの朝 1 (Feelコミックス)

6位「俺物語!!」/作画:アルコ 原作:河原和音id:ichinics:20120414:p1)

2010年のベスト(id:ichinics:20101225:p2)に「友だちの話」を選んでなかったなんて2010年はどれだけ豊作だったの! って感じですが見返してみたらほんとに豊作だった…。が、それくらい印象的だった河原和音さんの原作力はこの「俺物語!!」で多くの人が知るところとなったのではないでしょうか。もうほんと読んでてこんなに幸せな気持ちになる作品もなかなかないと思います。もちろん絵を担当してるアルコさんもすごくいい。この河原和音さん原作シリーズ(シリーズなの?)は、作画原作ともにヒットメーカーである2人が組んでるからこそのクオリティなんだろうなーと思ったりします。贅沢!

俺物語!! 1 (マーガレットコミックス)

俺物語!! 1 (マーガレットコミックス)

5位「ゴーグル」/豊田徹也id:ichinics:20121101:p1)

豊田徹也さんの新刊が読めるってだけでガッツポーズしたくなりますよ。前作2冊とあわせておすすめです!

ゴーグル (KCデラックス アフタヌーン)

ゴーグル (KCデラックス アフタヌーン)

4位「竜のかわいい七つの子」/九井諒子id:ichinics:20121027:p1)

どの短編もその1本だけ特別な1冊になってしまいそうな面白さなのに、今まででてる2冊ぜんぶ、なんでこんなに大サービスなのってくらいの内容がぎっしり詰まってる。九井諒子さんの漫画が私は大好きです。

九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)

九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)

3位「海街diary5 群青」/吉田秋生

2007年に1巻が発売されてから5年。正直最初は自分にとってこんなに大切な作品になるとは思っていませんでした。ひっかかるところもあったし、苦手だなと思うキャラクターもいた。でもこの群青にたどり着いて、「海街diary」を読み続けてきて本当に良かったと思いました。5冊かけてきたからこその熟成というか、もう漫画界の「北の国から」みたいなものだよなと思う。ずっと読み続けたいなって思います。

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

2位「シティライツ」/大橋裕之id:ichinics:20121212:p1)

絵柄は好き嫌いあるかもしれないと思うんですけども、3巻よみきった後の余韻で、自分にとってこれは推したい作品になりました。あとがきも含めて作品だと思う。あと最後の話はぜひ山下敦弘監督に映画化して欲しいな…!

シティライツ(3) <完> (モーニング KC)

シティライツ(3) <完> (モーニング KC)

1位「変身のニュース」/宮崎夏次系(id:ichinics:20121228:p1)

昨日感想書いたのはここで1位にしたかったからというのもあります。感想書きながらちらほら読み返してやっぱり好き…ってなった。絵柄もいいんだけど、なによりお話の漫画です。福山庸治さんの短編や、「ヴォイニッチホテル」、「空が灰色だから」などが好きな人には特におすすめしたい。挙げてる作品に統一感がない気もするんですが、各作品の好きなところと通じる部分があり、その上で作者の個性が出来上がってると思う短編集でした。今後がとっても楽しみです。

変身のニュース (モーニング KC)

変身のニュース (モーニング KC)

いやー漫画ってほんと楽しいですね!