ホビット 思いがけない冒険

監督:ピーター・ジャクソン
確か小学生の時、初めて自分のお金でかった漫画じゃない本が「ホビットの冒険」だったと思います。祖父母の家でお年玉もらって、そのまま買いに行ったんでした。ナルニアにはまってた頃の話です。
というわけで、2012年の映画納めは楽しみにしていた「ホビット」でした。思いがけない冒険ですよ。大変楽しかったです!

ピーター・ジャクソン監督の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのいいところはとにかくその世界がちゃんと広く感じられるようににつくられてるところだなーと思います。あんなに隅々まで作りこめるのはスタッフも「ロード・オブ・ザ・リング」が好きで、その世界を頭の中に描いてきたからなんじゃないのかなと思います。
だからもうあの美しきホビット庄がまた見れるってのがすごく嬉しかった。私もあそこで暮らしたい。今回の物語の主人公ビルボが、ドワーフが押し寄せてきて鬱陶しいなあーって思いつつ、冒険に心惹かれちゃって同行するまでがかなりじっくり描かれてるんだけど、ほんとずっとお祭り騒ぎで画面から目を離す隙がありませんでした。

今回初登場した茶の魔法使いもすごくかわいかった。というか彼の友人である動物たちがかわいかったです。私以上に「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズが好きな弟に言わせると、原作での彼はもっと厄介者であんなに活躍しないっていってたけど、続編でもぜひ登場して欲しいと思った。
それからドワーフの王子トーリンが男前すぎた。終盤の、燃え盛る炎を背景に立ち向かっていく様子には鳥肌がたちました。
かなり長いので若干疲れるんだけど、それでももっと続きがみたいって思うような映画でした。
しいて言えばドラゴン襲撃シーンはもっと長くてもよかったかな。そして「ロード・オブ・ザ・リング」で描かれてたのはこの後の話なんだなって思うといろいろ伏線もあって感慨深かったので、再確認のためにシリーズ通してもう1回見返したいなと思ってます。