- 作者: 松田奈緒子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: コミック
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中盤までの「運」をためるお話とかはちょっと納得できなかったりもしたんですけど、1巻後半に収録されている、ある漫画をヒットさせるための戦略話がとにかく面白い!
このお話は営業職にあまり意欲を感じていない「小泉」という社員の目線で描かれています。好奇心旺盛に行動する主人公に感化され、小さな発見を積み重ねることで仕事へのモチベーションを高めていく過程と、プロジェクトの成功がリンクして描かれている。編集、営業、著者、書店、それぞれの行動原理は異なっていても、一つの目的のために力を合わせることで成し遂げる。その手応えを感じる瞬間のカタルシスがたまりませんでした。読み終えてまんまと「仕事頑張ろう!」って思ってしまいました(素直)。
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「編集王」「働きマン」に続く、わくわくする「出版社漫画」。でもちゃんと出版業界を取り巻く事情は現代のものになってると思います。だからこそ、ネット上での口コミとかについて描かないのはなぜなのかちょっと気になったりもした。
1巻は主にコミックのお話なのですが、2巻からはどうなるのか、楽しみです。