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 「きっと、うまくいく」


170分という上映時間にちょっと尻込みしていたのですが、この人が面白いって言うなら見逃す訳にはいかないなーというのがいくつか積み重なって、とうとう見に行ってきました。思い切っていってよかった! ってにこにこしながら帰りに1人で1杯飲んで帰ってしまうくらいの最高な映画でした。
物語は、インドの工科大学生の現在と過去を行き来しながら描かれる青春群像。主人公の3人組(ファルハーン、ラージュー、ランチョー)がまた最高で、映画を見終わる頃にはすっかり彼らを知らない気がしないというか、いつかの友だちだったような気持ちになってしまいました。
進路に対する重圧、大学の構造、勝つための勉学への批判など…インドの若者が今抱えている問題として描かれる題材は、青春映画として普遍的なものだと思う。そして、それを学ぶことの楽しさや友情で乗り越えて行くというのもまた定番。ランチョーが繰り返す「アール・イーズ・ウェル(きっとうまくいく)」というおまじないとともに、その親しみやすい世界に巻き込まれる楽しさがとても新鮮な映画でした。
観客を物語世界に巻き込む力強さの一端は、やはりインド映画の名物ともいえるミュージカルシーンにあると思います。特に、一番最初にでてくる学内でのそれが、3人が仲良くなる過程をすごくうまくあらわしていて最高だった。他のお客さんの反応もすごく良くて、場内中で笑ったり泣いたり、一体感あって楽しかったです。

結末も、ありえないような「奇跡」ではなくて、彼らの歩いてきた道筋の上にきちんと未来が描かれているように感じで、それがとても素敵でした。
自分も何か思い切ってがんばるときには、あのおまじないで乗り切りたいと思います。大好きだー!