パシフィック・リム

楽しかった…!
ある時から人類を襲いはじめた地球外生物カイジュウ」と戦うために人類が生み出した巨大ロボ「イェーガー」。その戦いを描いた物語で、冒頭からクライマックスの戦闘シーンからのタイトル挟んで再び戦線復帰っていう余計なことはさておきとにかくアガるシーンばっかりてんこ盛りにしたような作品でした。

先日テレビで監督は日本の特撮映画が好きで〜っていうインタビューをやっていたけれど(バルタン星人との対面シーンはとってもキュートだった)、実際に見てみて、本当に日本の特撮映画が好きだからこそできた作品なんだろうなと思ったし、だからこそ日本人がヒロインになっているのかもしれないなと思いました。
幼い頃、ガメラゴジラが大好きだった弟の横で一緒にビデオを見ていたくらいの記憶しかない私でも、あの頃、脳内変換ではこんな風に戦っていたし絶望的に敵は強かった、と思い返したりするシーンがいくつもありました。特にあの、カイジュウが飛ぶシーンはピンチなんだけどあまりにかっこよくて思わず涙ぐみそうになった。
そして、そこに立ち向かうロボをあんな風に描けるって技術の進歩は素晴らしいなと思う。好きな気持ちがあるからこその作り込みだなというのは「ロード・オブ・ザ・リング」を初めて見たときの感激に近いかもしれません。
いろいろツッコミどころも満載なお話ではありましたが、「6年間守りきった」としか言われないチェルノの活躍を想像するのも楽しいし、クリムゾン・タイフーンの3つ子のシンクロ技で圧勝するのも見たかったし、カイジュウはグエムルっぽくてよかったけど贅沢をいえばもっといろんなパターンが欲しかったしテーマ曲ももう一段階絶望的なやつほしかったなーとか、つまり続編もあったらいいのにな…と思っています。
とにかく楽しかったー!