梅雨

オセロみたいに、1手でいろんなことが裏返ってしまうような出来事があるとしたら、とかいうことは考えちゃいけないような気がしてたけど、想像もできないようでは効果的な一手を思いつく訳もなく、そもそも裏返って欲しいのかどうか、なんだか自分の中が遠くの国の出来事のような感覚が消えない。
雨の日に、1日中窓のそばにいたい。磨りガラスの向こうにアジサイの気配があればなおいい。車の音、自転車の音、遠くの電車の音、舩の音。雨の日は移動するものの音が心地よい。
それでも、梅雨はなんだかすべてが湿って賞味期限切れになってしまいそうな気分になるので、はやく夏が来ればいいのにと思う。