これもまたけっこう前に書いてあげ忘れていた感想です…。
「いないボクは蛍町にいる」1巻/タナカミホ
少年が、木のうろを通って、パラレルワールドと行き来するお話。設定がまず好みなのと、こちら側とあちら側のギャップの描き方もすごく丁寧。2巻で完結っぽい(巻末にいよいよ完結って書いてあった)ですが、こういうお話はどう終わるかが肝心な気がするので楽しみです。
- 作者: タナカミホ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/07
- メディア: コミック
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「フォーカス&コントラスト」/町村チェス
中篇2作ののデビュー作でどちらもかなり、重かった。
上京して写真専門学校に通う主人公が、少し年上の、どこか自堕落な女性を被写体として追いかけつつも、巻き込まれたくない、と一線を引いている感じ。若さの残酷さと、カメラをのぞくことで、そこに何を見ようとしていたのか、に気づく場面がすごくこわかった。「きょうちゃん」側の視点のお話も読んでみたいな。お話は全然違うんだけど、「モーリス」をちょっと思い出しました。
フォーカス&コントラスト (Konomanga ga Sugoi! COMICS)
- 作者: 町村チェス
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: 単行本
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エバーアフター/えすとえむ
「シンデレラ」「赤ずきん」などのおとぎ話をBLで描いた短編集。再解釈だけでなく、現代版にアレンジされていたりサスペンスになっていたり、作者が楽しんで描いてる感じが伝わってくる短編集だったと思います。
でも男女でも男同士であっても恋愛にはかわりないので、物語の再解釈としてはちょっと物足りなかったかも。
ヒロインが非業の死をとげるわけではなく交渉をもちかける「人魚姫」のお話が、物語的なアレンジとしては好みでした。
- 作者: えすとえむ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2014/11/25
- メディア: コミック
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