天気の良い在宅勤務

ばたばたと隔日出勤の実施が決まり、金曜日にはじめて在宅勤務をすることになった。
始業時と終業時に連絡を入れるだけなのだけれど、勝手の違うことをするせいか少し緊張して、普段より少し早く目が覚める。
休日は9〜10時頃まで寝ていることが多いので、仕事時間に起きるだけで、気は散るものの、なんとなく仕事モードになる。自分は個人で担当している仕事が多いので、在宅でもそれほど困ることはなさそうだ。ただ、家の椅子が仕事に向く椅子ではないので早々に腰が痛い。

昼休みは、在宅勤務できるとなったらすぐに買いに行こうと思っていた弁当を買いに行く。
通りかかったパン屋さんが営業していたのでパンも買う。ついでにクッキーも買う。
天気が良いのでなんとなく気分はよくて、なぜこうして在宅勤務をしているのか少し忘れそうになるけれど、帰宅してすぐに手を洗うのはもう習慣になっている。

綺麗になった手で念願の弁当をひらく。さやえんどうの緑が春らしくて嬉しい。
朝食を普段より遅く食べたせいか、まだそんなに空腹ではなかったのだけれど、少しだけ味見、と手をつけたら、
そういえば、おいしいごはんってこういうのだった、と目からうろこが落ちるような味で、
まだほんのひと月程度のことなのに、自分がいかに自分の作った料理に飽き、外食に焦がれていたのかを再確認した。
お弁当箱の中にいくつものおかずが隠されていて、そのひとつひとつにおいしくするための工夫がこらされている。自分で作る料理は、最近いかに工数を減らすかの方に偏っていたので、引っ越しが終わったらもっと丁寧に料理をしようと改めて決心したりもした。

お弁当の余韻で午後も機嫌がよかった。日当たりの良い部屋で、ひとりで仕事をしているのに。

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