私と文鳥の成長

週の半分が在宅勤務のまま夏休みに突入し、その後も続いている。
それはそれで良いのだけど、GWくらいから(つまり引っ越しをしてから)ずっと切れ目のない、ゼリーの中にいるような気分でもある。

そのような中で、自分の生活に自分以外の生き物がいるということには、何度でも新鮮に驚く。
8時に遮光カバーをかけて寝かせてからは、私も自由時間とばかりにこれまで通り過ごしていて、音がしても起きることはない。
それなのにすべての電気を消してベッドに横になると、かすかにケージの中でソイも身じろぎをしている音がするのだ。
また明日ね、と思いながら眠り、朝、カバーを外すと熱烈に歓迎される。
当たり前の世話しかしていないというのに、そんなに歓迎してもらっていいのかな、と毎朝照れるくらいだ。

まだ名前は覚えていないようだが、手をだせば8割方は飛んできてくれるし(そうでない時も待っていればくる)、スマホが大好きなので構えたらすぐ覗きにくる。
放鳥時におやつ(粟穂)をあげている皿は、出しただけで早くくれとばかりに飛び乗るし、玄関の音、豆苗をだすときの袋の音、いろんなものを認識していて、成長を感じる。

先日、久しぶりにソイを迎えた小鳥店に(餌を買いに)行った。
先日こちらで桜文鳥を…、と説明するとすぐわかってもらえ、気になっていたことをいくつか質問することもできた。
写真も見てもらって、なんだかとても嬉しい。お店の人は私の知らないソイを知っている人なので、なんとなく親戚のような気持ちで接してしまう。
その日、お店には3匹の文鳥がいた。
ソイがいたときはソイを含め5匹がいたのだけど(予約済で今回もそう)、その時に比べて、明らかにそれぞれ性格が違う、と思えて目から鱗だった。特に今回見た2歳の文鳥はかなり自我がはっきりしている感じなのが新鮮だった。

おそらくソイは、比較的おっとりした文鳥なのだと思う。囀りものんびりだし、ケージにいるときは、こちらの動きをじっとみていることが多い。そして目が合うと「かまってくれる時間だ!」とばかりに呼び鳴きを始める。
まあ、まだ一緒に暮らして2か月過ぎたところなので、これから変わることがいろいろあるのだろうけれど、それも楽しみだなと思っている。

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文鳥を飼い出してより一層鳥類への興味が湧いたので、近々動物園に行ってみたい。