2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 日記の読み書き

最近日記の更新ないなぁ、と思っていた人が、グループ日記に移行(というか頻繁に更新するのはそっちに移行)していたことを、偶然、何かのきっかけで知ったりする。で、またアンテナ入れたりRSS入れたりして、見始めるのだけども、これがもしかして近しい人…

 意味がなくって悲しい

それにどんな意味があるのか、と問われることは何だか悲しい。特に、その「意味」の意味が「価値」である場合にそう感じることが多い。 たとえば、ピアノを習っている私が発表会に向けて練習をしているところに「ピアノなんて習って、何の意味があるの?」と…

 夕暮れ

ぬるい空気をかき分けて、自転車を走らせる。すれ違う人から、風呂上がりのにおいがする。銭湯の傍には牛乳屋さんがあって、両手で瓶を抱えた子どもを追い越し、私はペダルを踏む。うなぎやさんの手に、煤けた赤いうちわが見え、通り過ぎた路地からは祭り囃…

 ダブルハウス/榛野なな恵

ダブルハウス (YOUNG YOUコミックス)作者: 榛野なな恵出版社/メーカー: 集英社発売日: 1998/08メディア: コミック クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見るゲイバーで働くマホと、エリート家族から独り立ちして暮らす藤子の物語。「額ブチ」から抜け…

 芸術って何だろう

若冲展を見ながら、妹が「昔には画家として活躍した人が多かったみたいだけど、今はあんまり画家っていないよね」というような意味のことを言っていて、私は何かちょっとひっかりつつも「確かに絵そのものを売買するってのは少なくなったのかなぁ」というよ…

 梅雨明け

フジに行ってる人からメールがきたりして、フジロックいいなぁーって、そればっかりです。サマソニは行くことにしたけど、フジいいなぁ。 → スパゲッティブームはまだ続いていて、特にペペロンチーノにはおやつに作ってたべたいくらいはまってる。何といって…

 RAZORLIGHT「UP ALL NIGHT」

アップ・オール・ナイトアーティスト: レイザーライト出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル発売日: 2004/06/09メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (26件) を見る昨年のMUSOアワーズでも評判のよかったレイザーライトのデビューア…

  若冲と江戸絵画展@東京国立博物館

art

こちら(http://d.hatena.ne.jp/./jakuchu/)にて解説を読みながら、楽しみにしていた展覧会。やっと行ってきました。 伊藤若冲だけでなく、江戸琳派の画家たちの絵が数多く展示されていて、どれもとても魅力的だった。精密で迫力があって大胆な作品が多い。…

 虹ヶ原ホログラフ/浅野いにお

虹ヶ原 ホログラフ作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/07/26メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 185回この商品を含むブログ (362件) を見る浅野いにおの新境地、と言って良いんだろうか。ミステリというかサスペンスというかホラーと…

 ブレイブストーリー

面白かった! RPGゲームのような「ルールのわかりやすさ」と、丁寧なアニメーションと、宮部みゆきらしいメッセージとがバランスよく配分された豪華な作品でした。原作は未読なのですが、あの分量をこのサイズの脚本にまとめあげ、しかもテンポよくみせてく…

 時をかける少女

大好きなマッドハウス作品であるのに加えて、公開前から評判のいい作品だけに、すーっごく期待して見に行きました。会場内からも、期待感がもやもやとわき上がってるような雰囲気。こんなの久しぶりです。 そして映画がはじまって、冒頭数分間はわりと冷静に…

 ビッグコミックスピリッツ 2006年/34号

ホムンクルス ようやく話が動く、と思ったら11月まで休載とのこと。うーん。テンポが遅すぎるな。 闇金ウシジマくん 窮鼠猫を噛む。うまくいってくれ。 団地ともお ともおタイムリープするの巻。 美味しんぼ ポーランド料理ピエロギの作り方「マッシュルーム…

 ディエンビエンフー/西島大介

ディエンビエンフー (100%コミックス)作者: 西島大介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/08/26メディア: コミック購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (132件) を見るIKKIで続編が始まるので、その前にと思って読む。サウンドトラックを聴きな…

 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 1〜5話

SAC週間をはじめました。 「世の中に不満があるなら自分を変えろ、それが嫌なら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ、それも嫌なら… 」 第1話:公安9課 SECTION-9 第1話の冒頭に出てくる有名な台詞なんだけど、押井守監督版と比較すると、そのまんま受…

 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」/本谷有希子

読み終えた瞬間、思わず「すげー」とつぶやいてしまうような、勢いのある小説でした。構成とか、小物とか、やっぱり舞台っぽいなと思ったら、これが「劇団、本谷有希子」の第一回公演作品だったらしい。しかし小説用に大幅改編されているとのことで、舞台版…

 534日

空気は冷たいのに、少し運動すると暑い。夕食には唐揚げを食べた。 今度は中学生の頃のスケッチブックが出てきて、今よりもずっと丁寧に絵を描いていたあの頃がすこしうらやましいと思う。それと一緒に、授業中にまわしていたと思われる手紙の束もでてきたの…

 さんさん録 2巻/こうの史代

さんさん録 (2) (ACTION COMICS)作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2006/06/28メディア: コミック購入: 8人 クリック: 41回この商品を含むブログ (124件) を見る息子一家と同居する「参さん」を主人公にした物語の第2巻。 息子と、嫁と、孫と…

 グリーンヒル/古谷実

グリーンヒル(1) (ヤンマガKCスペシャル)作者: 古谷実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/02/01メディア: コミック クリック: 36回この商品を含むブログ (46件) を見る怠け者大学生、関口がある日であった女の子に一目惚れしてバイククラブに入るところか…

 三島由紀夫のインタビュー映像をみて

「思想とかは共感しないですけどね、でもね、そこまでして何かを伝えようとした、という事実が衝撃なんですよ、俺には。しかも伝わらなかったんだから、衝撃の二乗ですよ。別に俺は、あの事件に詳しいわけじゃないですけどね、きっと、後で、利口ぶった学者…

 自問自答

言葉にならない感情を、考えることをしたいと思う。 それは問いを発することでもあり、問いに答えることでもあり、つまり、ほとんどの場合が自問自答だ。私はこう思う。なんでだろう。その繰り返しなんじゃないのか。どこかからやってきた「答え」があったら…

 あの公園で

真っ暗なライブ会場の中「緑の葉っぱに差し込む、夕暮れの赤い色だけを思い出していた」という言葉を聞いて私が思い出したのは、あの町の、図書館の隣にあった、猫の額くらいの、という表現が好んで使われそうな小さな公園のことだった。入り口以外の三方向…

 LIVE FACTORY 721@ZEPP TOKYO

ザ50回転ズ/真心ブラザーズ/POLYSICS/向井秀徳アコースティック&エレクトリック/KEMURI/エレファントカシマシ/渋さ知らズ http://www.fujitv.co.jp/FACTORY/index2.html フェス並に豪華メンツでしかも激安のライブ。向井秀徳目当てではあるものの、全…

 てきとう料理

「米と麺とパン、この先どれか一種類しか食べれないとしたらどれ?」なんていう質問をされればいつだって「米」と答えるくらいライス大好きっ子であるところの私ですが、いつも好きなものしか作らないのでいい加減レパートリーが頭打ち状態であり、じゃあ何…

 だめに決まっているじゃないか、と答えることの危うさ

世の中には、議論することそのものが、無意味でむなしい問題というものがある。それはたとえば、人には自殺をする権利があるのか、また、人を殺すのはなぜわるいのか、などであり、わたしはこうした議論を真剣におこなっている者を見るたびに、なにやら憂鬱…

 ビッグコミックスピリッツ 2006/33号

ボーイズ・オン・ザ・ラン いよいよ「宮本」化してきた。話だけじゃなくて、同僚の男性とかそっくりなとこ見ると、意図的なんだろうな。 ホムンクルス 頭がい骨に開いている穴を見せようとする場面がいたい。ところで、昨年出たスタジオボイスの「最終コミッ…

 そして不自由な「私」

ここ数日、プラモデル作りにいそしんでいる。工作は子供の頃から好きだったけど、細かいところでおおざっぱなのも相変わらずで、細かい部品をなくしてしまったり、筆が滑って塗り直しになったり、そんなことを繰り返しながらちょっとづつ作っている。 絵を描…

 ゲームとしての私

人生を何かに喩えるとき、「ゲーム」という比喩はわりと一般的なように思うけれど、そこに暗喩されているものは共通していないのではないかと思う。例えばそれを「遊び/フィクション」ととらえるのか「ルール」ととらえるかで、意味合いは大きく異なるだろ…

 ジブリ「ゲド戦記」について

先々週あたりに、試写会で見てきました。 公開前なので感想書いていなかったんだけど、ブクマ見ていたら早くも酷評に流れているので驚いた。 確かに子供が見て面白い映画じゃないだろうなぁ、と思う。そしてあんな大きな宣伝をされるような華やかな物語でも…

 田中達之さんはほんとすごい。

前に書いた*1STUDIO4℃のFLUXで公開されてた新作が、結局見れなくて(ボーダは対象外だったので)もしかしてと思ってyoutubeみたら、あった。あっちゃったよ。で、見ちゃった。ごめんなさい。 だけど、すごい。森本さんのももちろんだけど、田中達之さんはほ…

 風に舞いあがるビニールシート/森絵都

森絵都さんの大人向け、は『いつかパラソルの下で』*1が、良かったんだけど何となく個人的にしっくりこなかったので、どうしようかなぁ、と思っていた。でもchibamaさんの感想(http://d.hatena.ne.jp/./chibama/20060627)を読んで、やっぱり読もうと思って…