漫画を売りに古本屋へ向かう途中、踏切が開くのを待つために日陰に寄ると、あとをついてくるひとがあった。黄色いTシャツをきた、ふくよかなおばあさん。なんとなく会釈をかわし、ふたりで肩を並べる。「あついわね」「ええ、九月なのに」 そのまま、下北沢…
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