2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 「運命のひとひねり」

ディランのアルバムでいちばん思い入れがあるのは「血の轍」、というのは、たぶんこの日記にも何度か書いたことがある。 昔、すごくへこんでいたときに繰り返し聴いたアルバムで…、みたいな話をしたら笑われたけど、確かに、今となっては、そういう年頃が私…

 ボブ・ディラン 2010/3/28@ZEPP TOKYO

親がよくギター弾きながら「風に吹かれて」を歌っていて、もうそれ飽きたよ…って思っていたのが5歳くらい。その後、まさか自分でディランのCDを買うときがくるとはなーって思ったのが10代の後半。 特に好きなアルバムは「The Freewheelin' Bob Dylan」「Brin…

 「進撃の巨人」1巻/諫山創

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)作者: 諫山創出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/03/17メディア: コミック購入: 37人 クリック: 1,425回この商品を含むブログ (464件) を見るあちこちで名前を見かけるので気になって1巻を買いました。 正直なところ、絵は…

 「薔薇だって書けるよ」/売野機子

薔薇だって書けるよ―売野機子作品集作者: 売野機子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/03/26メディア: コミック購入: 28人 クリック: 294回この商品を含むブログ (66件) を見る本屋さんで表紙買い。絵柄を見て、もう何冊か本出してる人の未収録作品集とか…

 昔話/ロイヤルホストのパーコー麺

19歳の誕生日だった。Fと2人で遊ぶのはその日がはじめてで、とりあえずお昼に待ち合わせしたはいいものの、目的地はなく、ぶらぶら歩いているうちにおなかがすいて、ちょうど通りかかったロイヤルホストに入ることにしたんだった。 ファミレスでロイホがいち…

 「響子と父さん」/石黒正数

響子と父さん (リュウコミックス)作者: 石黒正数出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2010/03/13メディア: コミック購入: 18人 クリック: 264回この商品を含むブログ (105件) を見る妹は家出中、母さんは頻繁に旅行中で、家に残っている姉の響子と父さんのお話…

 「うしおととら」/藤田和日郎

藤田和日郎さんの漫画を読んだことがないんだよねって話をしたら*1、それはもったいないと言われたので、思い切って集めて読んだ。うしおととら (1) (小学館文庫)作者: 藤田和日郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: …

 意味が足りないというのなら

大学時代の友人とご飯を食べていて、皆いつ、どんなきっかけで続けていたことをやめてくんだろうね、という話になった。 私たちはそれぞれ、学生時代に勉強していたこととはまったく違う仕事についているけれど、当時やっていたことを、完全にやめてしまった…

 「エクザイル/絆」

監督:ジョニー・トー 公開時に見逃してたのをやっと見た。大好きな「ザ・ミッション/非情の掟」(id:ichinics:20050527:p1)と対になるような作品で、アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ラム・シュー、サイモン・ヤムなど主要キャストはほぼ重なってい…

 「渇き」

監督:パク・チャヌク 仕事帰り、見ようと思ってた映画2本に立て続けにふられ、でもなんか見たい…と思って近くでやってるの見つけて見に行った。事前情報が曖昧で、ポン・ジュノだっけ…パク・チャヌクだっけ…てな具合に駆け込みましたが(「母なる証明」み…

 Alex Chilton

雪の日、雨の日、天気の良い日、車の後部座席で、誰もいない昼下がりの電車内で、アレックス・チルトンの歌を何度聴いただろう。その名前を見るだけで、はっきりと思い描くことができる歌い出し。照れくさそうな声の揺れにぐっときて、いつかライブを見るこ…

 404とフラミンゴ

上に書いた雁須磨子さんの短編集の中に、毎日更新のあった日記が、突然消えてしまって、なんとなく寂しくなって昔の友だちに会いに行く…という話があった(「何段BOXその1」)。 「消えてしまったページ」そのもののお話ではなく、気持ちの背景として出てく…

 「あたたかい肩」/雁須磨子

あたたかい肩 (BEAM COMIX) (ビームコミックス)作者: 雁須磨子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/03/15メディア: コミック購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (28件) を見る雁須磨子さんの、いろんな雑誌に掲載された作品を集めた短…

 「娚の一生」3巻/西炯子

娚の一生 3 (フラワーコミックス)作者: 西炯子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/03/10メディア: コミック購入: 12人 クリック: 304回この商品を含むブログ (159件) を見る完結巻。1巻を読んだときは苦手だーと思っていた海江田さんが、だんだんとかっこ…

 「ことことかるてっと」1巻/楠田夏子

本屋で表紙買いしました。とてもよかったです。 京都の女子寮を舞台にした物語、ということで、最近読んだ森見登美彦さんの小説と、ちょっと雰囲気が似てるなーと思いました。ことこと かるてっと(1) (KISSコミックス)作者: 楠田夏子出版社/メーカー: 講談社…

 週末/桜

土曜日、ずっと行ってみたかったお店に大勢で飲みに行った。何を食べてもおいしくて、一品ごとに感激する。特にたけのこの蒲焼…! うすく衣をつけて揚げてから蒲焼きにしているそうで、衣に染みたタレが香ばしくておいしかった。たけのこのさくさくした歯ご…

 「ハルシオン・ランチ」/沙村広明

ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)作者: 沙村広明出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/03/05メディア: コミック購入: 38人 クリック: 842回この商品を含むブログ (158件) を見るおもしろかったー! ほんとおもしろかった。どのページもおもしろいので*…

 ハレー彗星

クリィミー・マミの「ロング・グッドバイ」が作られたのは、ハレー彗星の接近を翌年に控えた1985年のことで、昨夜をそれを思い出しながら、そういえば当時、次のハレー彗星が近づくときに、自分はまだ生きてるんだろうかと考えていたのを思い出した。約76年…

 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」

おすすめしてもらったので、借りてきて見た。すごくよかった。休日の昼間に見終わって、大泣きしながら最後のシーン見返したりした。うまく言えないんだけど、見たかった映画だなーって思った。セント・オブ・ウーマン/夢の香り 【プレミアム・ベスト・コレ…

 文体って何だ

文章のリズム、とか文体のことを考えるとき、よく思い出すのは、以前、古川日出男さんがトークショーで「横書きで書きながら、別のブラウザで縦書きに変換しつつ書く」と話していたことだ。 そこまでこだわるということは、きっと明確に目指しているリズムと…

 「そこをなんとか」1〜3巻/麻生みこと

そこをなんとか 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)作者: 麻生みこと出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2008/03/05メディア: コミック購入: 7人 クリック: 132回この商品を含むブログ (97件) を見るけっこう前だけど、3巻がでたときにまとめて読みました。麻生みこ…

 ラー油、日本酒、春

スーパーに行ったら、噂の桃屋ラー油があったので買ってみた。少し辛い、と書いてあるけれども特に辛くはなくて、ラー油としては物足りないけど、どちらかというとフライドガーリックとフライドオニオンのラー油漬け、みたい。ざくざくした食感はふりかけっ…

 「コララインとボタンの魔女」

監督:ヘンリー・セリック 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などのストップモーションアニメで知られる監督の新作。テレビで少しメイキングを見たのですが、コマ撮りアニメってほんと、気の遠くなるような作業だよなあと思う。しかもこの作品も95%は…

 プルシェンコさんと Divine Comedy

オリンピックやってたときに、そういえばプルシェンコさんて誰かに似てるなーと思っていて、それが結局 Divine Comedy ことニール・ハノンさんだったのだけど、プルシェンコさんの↓の写真みたらやっぱり似てる気がしたので。 顔がっていうより、こういう写真…

 SARU 上巻/五十嵐大介

五十嵐大介さんの書き下ろし新作。伊坂幸太郎「SOSの猿」(id:ichinics:20091208:p1)との競作、とあったので、てっきり漫画化か続編だと思っていたのだけど全く別のお話でした。しいて言えば、「SOSの猿」の中にでてきた、西遊記にまつわる部分で繋がってい…

 夢/鴨川

眠っている間に見た夢のはなしほど支離滅裂なことってない…と以前言われたことがあって、それはその相手なりの遠まわし(でもないか)な、「夢のはなしはもうたくさんだ」という意思表示だったのだと思う。けれど、私は今でも見た夢のはなしをするのが好きだ…

 「新釈 走れメロス」/森見登美彦

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2009/10/15メディア: 文庫購入: 54人 クリック: 366回この商品を含むブログ (160件) を見る先日「四畳半神話大系」アニメ化のことを書いて(id:ichinics:201002…

 2001年3月のセガサターン

Sがセガサターンをくれるというので、荻窪までとりに行った。Sの家に行くのは2回目だったけれど、大通りを左にまっすぐ行ってトンカツ屋(牛丼だったかもしれない)の角を右、という説明どおりに路地を入ると、すぐにSのオレンジのバイクが見つかった。 「…

 「こめかみひょうひょう」/雁須磨子

こめかみひょうひょう (ミリオンコミックス Hertz Series 75)作者: 雁須磨子出版社/メーカー: 大洋図書発売日: 2010/03/01メディア: コミック購入: 9人 クリック: 76回この商品を含むブログ (24件) を見る雁須磨子さんの新刊。とてもよかったです。 まえに「…