movie

「FAKE」

森達也監督の新作、『FAKE』を見ました。 なんとドキュメンタリー映画を撮るのは「A2」以来15年ぶりとのこと。 書籍はコンスタントに出ている印象だったので、映画がそんなに久しぶりとは思わなかった。 たしか「世界が完全に思考停止する前に」*1の後書きに…

最近みた映画3本

感想書いてないのが溜まってきたのでまとめて3本。■レヴェナント: 蘇えりし者 友だち3人で見てきました。 熊に襲われて半死の状況になってからよみがえるお話。 熊に襲われるシーンはわりと冒頭にあるのですが、映画を見ているときは、熊怖い、死んじゃう、…

 リップヴァンウィンクルの花嫁

監督:岩井俊二岩井俊二作品を見るようになったのは高校時代のことで、その後、映像系の学校に進学したのもその影響があったような気がする、というくらいにはとても好きだった。 とはいえ長らく見返していなかったし、いまあの世界観に触れることで自分がど…

 ちはやふる 上の句

「ちはやふる」は漫画も毎巻買っていて、アニメも見ている大好きな作品なのですが、実写映画については当初、見るつもりはありませんでした。 これまで、好きな作品の実写化であればわりと積極的に見てきましたし、漫画の実写化にも好きな作品はたくさんあり…

 マジカル・ガール

「日本の魔法少女アニメの主人公に憧れる少女が出てくるスペイン映画」という前情報だけで見に行ったので、前半は「あれ?そういう話?」ってなることの連続で、よい意味で裏切られる結果となりました。 内容は極力頭に入れずに見たほうが絶対に面白い映画だ…

 ロブスター

監督:ヨルゴス・ランティモス結婚していなければ「動物」にされてしまう、という設定の管理社会を描いた物語。 映画は、妻の心変わりで離婚することになった主人公が「再教育施設」のようなホテルに送られ、そこで次の伴侶を探すことになるところからはじま…

 同級生

中村明日美子さんの同名コミックのアニメ映画化作品を、ちょっと前のことですが見てきました。 私はもともと原作が好きで見に行ったのですが、中村明日美子さんのあの美しい線画の印象そのままにアニメになっていたことにまずは感動してしまいました。原作を…

 キャロル

監督:トッド・ヘインズ大好きなケイト・ブランシェットが出ているし、映画のビジュアルを見たときから、その色合いがすごく好みだったので楽しみにしてい田作品。 とても美しい映画で、見ている間ずっと見とれていた気がします。 50年代のニューヨークを舞…

火星の人/オデッセイ

映画「オデッセイ」の宣伝がはじまった頃、たぶんtwitterのTLでその原作が「火星の人/The Martian」というタイトルの小説であると知り、そのシンプルなタイトルと、どちらかといえば感動大作のような雰囲気に見えた映画の予告とのギャップが気になって、ま…

 2015年に見た映画ベスト8!

2015年はちょっとばたばたしていてあまり映画の感想を書けていなかったので、ベストを挙げることで今年のまとめにしたいと思います! キリが悪いけどしぼれないので、9作品べスト8で。 8位「フォックスキャッチャー」 好きな映画、というわけではないのだけ…

 「海街diary」

監督:是枝裕和 ずいぶん前に見たのでかなり記憶がぼんやりしてしまっているのだけど、今年見た映画の中でも特に好きな作品だったので、感想を書いておきたいと思って書きました。 原作に忠実というわけではないけれど、連作短編に近い原作をとてもうまくま…

 恋人たち

監督:橋口亮輔 最近、映画や物語には、その世界に自分がいないからこそ、ただ物語として受け取ることができて楽しい、という種類のものがあるなということを考えていて、そういう意味でこの「恋人たち」は、それとは正反対の、確実に自分がいる世界のお話だ…

 チャッピー

監督:ニール・ブロムカンプ 日本版ではカットされたシーンがある、という騒動があったことで、自分が感想を楽しみに読んでいるような人が見に行っていなかったりするのが寂しい「チャッピー」ですが、人工知能は好きなテーマなので公開してわりとすぐ見に行…

 フォックスキャッチャー

監督:ベネット・ミラー 見終わってからかなり経ってしまったけど折に触れて思い出す映画。 兄弟でオリンピックで金メダルを獲得したものの、その栄光を集めるのは社交的で人格者の兄デイヴである、ということに、兄を慕いつつも鬱屈とした気持を抱えている…

 セッション

監督:デイミアン・チャゼル 名門音楽学校に通う主人公と鬼教官の物語。面白かったです。 【内容に触れています】 ジャズドラムを専攻(?)している主人公は、学園一のバンドを率いる教師フレッチャーに出会い、とにかくひたすらしごかれる。偉大なドラマー…

 シェフ〜三ツ星フードトラック始めました

監督:ジョン・ファヴロー 最高でした。見てる間ずっと幸せな気持ちで、ずっとにこにこしながら見ていたと思う。 老舗レストランをやめた主人公が、フードトラックでキューバサンドを作って売る、旅の過程を描いたロードムービー。料理シーンはテンポよくて…

 はじまりのうた

TLでの評判がよくて気になってみてきました。いい映画だったー! 音楽の才能にあふれたカップルが商業デビューをきっかけに上京したものの、いろいろあって恋人を失い失意のどん底にいる女性。彼女が、もう一人の主人公である「自分で作ったレコード会社を首…

 ベイマックス

ベイマックスのデザイン見た時点で最高だろうな〜と思ってたけどやっぱり最高だった「ベイマックス」最高でしたよ…! 主人公の天才少年が兄の遺したケアロボット、ベイマックスと兄の研究室のメンバーとともに、ある事件を解決するというお話。 主人公のヒロ…

 「6才のボクが、大人になるまで。」

2015年初映画は、昨年末のタマフルシネマランキングで気になって友人もおすすめしていた「6才のボクが、大人になるまで。」でした。 リチャード・リンクレイター監督といえば、同じ俳優で9年ごとに撮り続けているというビフォアシリーズが有名だと思いますが…

 2014年に見た映画ベスト6!

2014年に見た映画でもまだ感想を書けてない作品が多いのですが、年の瀬ということで特に好きだったベストを考えてみました。毎年だいたい3本に絞るんだけど、今年はちょっと絞りきれず、半端ですかベスト6で…! 6位「新しき世界」 見たのは3月のことだという…

 ゴーンガール

監督:デヴィッド・フィンチャー ネタばれを避けるために出来る限り早く行った方がいい、って書いてあるのをtwitterのTLで見た気がしたので(誰かのRTだったので探せず)、初日の会社帰りに見に行ってきました。面白かった。という言葉が適切なのかわからな…

 ジャージー・ボーイズ

監督:クリント・イーストウッド「Sherry」や君の瞳に恋してる、の邦題で知られる「Can't Take My Eyes Off You」で知られるフォー・シーズンズの歴史を描いた舞台の映画化で、舞台版のメインキャストを起用しているだけあってとにかく歌がすごい。フォー・…

 「インターステラー」

監督:クリストファー・ノーラン クリストファー・ノーラン監督の映画はわりと好きな作品が多いのですが、好きな作品でも腑に落ちない所がわりとあって、ついでに登場人物の誰にも感情移入ができない…、ということが多いよなーということを見終わってから考…

 恋はデジャ・ヴ

恋はデジャ・ブ [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2011/01/26メディア: DVD購入: 4人 クリック: 21回この商品を含むブログ (42件) を見るタイムループものとしてよく名前があがっていて見たいと思っていたのですが、最…

 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

楽しかったー! なにかスカッとするものが見たいな〜と思っていたところのGoGは大正解でした。予告をみた段階ではアライグマかわいい映画なのかなとちらっと思ったりもしてましたがそういうのではなかった。とにかくスカッと楽しくて、たくさん笑えて要所…

 「GODZILLA ゴジラ」

監督:ギャレス・エドワーズ やったー! 面白かったです! ゴジラシリーズは弟が好きで、子どもの頃によく見ていました。とはいえテレビでやっていたのをビデオにとったものを繰り返し見ていたり、弟が親にねだりまくって借りてもらったレンタルビデオで見た…

 「her 世界でひとつの彼女」

監督:スパイク・ジョーンズ 映画を見ながら、さまざまな考えごとの扉が開いていくような、とても面白い作品でした。 近未来のLAを舞台に描かれる、人工知能が搭載されたOSに恋をした男性セオドアの物語。主人公は別居している妻への思いを引きずっている状…

 チョコレートドーナツ

監督:トラヴィス・ファイン 薬物中毒で収監されてしまった母親に置き去りにされたダウン症の少年が、ゲイのカップルとともに暮らし始め、信頼関係を築いていく…という実話をもとに描かれた作品。 1970年のお話ということもあって、歌手を目指す主人公のルデ…

 グランド・ブダペスト・ホテル

監督:ウェス・アンダーソン とっても面白かったです。 ある作家の墓前でその著書を開く少女、そしてその作家が聞き取った物語、そして物語の中の世界、と3重の入れ子構造になった映画でその3つの世界(現在の部分はとても短いのだけど)の描き方の違いひと…

 アクトオブキリング

監督:ジョシュア・オッペンハイマー タマフルを聴いて気になった作品。金曜日の夜見に行くには少々思いかなと思いつつ向かったのだけど、少々どころではなく重かった。見て良かったと思ったけど人におすすめするというのも違う気がする。でもきっと忘れずに…