衛星放送で、「幽☆遊☆白書」の第一話を見た。懐かしい。当時、「幽遊白書」がアニメ化という話をジャンプで読んでから、すごい楽しみにしていて、主題歌の馬渡って誰だよとか千葉繁の桑原似合いすぎとかわーわーいいながらも、この第一話はテレビの前できっちり待って見た覚えがある。
今日もまた、「そうそう、初めはこんな話だったんだよなあ」などと懐かしく思いながら、今のハンター×ハンターのことを考えていた。
最新刊の帯に書かれた
「いっぱいいっぱいです」
の文字。だろうねえと思う。漫画を見てれば感じる。ジャンプの連載で、なんだかんだ最初に確認してしまうのが「今週ハンター載ってるかな?」とかだったりするのは、あのクィックジャパンの連載で読んだ「幽☆遊☆白書の終わり方」というコラムが忘れられないからだと思う。それは「消えたマンガ家」という連載の中でのコラムだったが(たしか、1996年くらいに掲載されたと思う)、もちろん冨樫先生は今も現役だし、ジャンプから離れることもなく連載を続けている。コラム内で指摘されていたジャンプの構造(読者アンケートで掲載順が変わるとか人気あると連載終わらせてもらえないとかいう噂だった)が今も続いているのかは分からないけれど、一時衰退の兆しを見せたジャンプも、今はまたクオリティの高い作品を連発する孤高の存在として君臨している。
ただ、「幽☆遊☆白書の終わり方」の掲載当時は確か少年マガジンが調子良くて(GTOの頃かな)、マガジンがジャンプを抜いたって記事が新聞一面に載ったりしていたから、コラムの雰囲気はとても良く伝わってきた。
しかし現在は、長年比較され続けていた少年マガジンと少年ジャンプは、きちんと住み分けが出来ているように思うし、そもそも対象年齢(と性別もか?)が違う気がする。
「幽遊白書」と「HUNTER×HUNTER」の間に連載されていた「レベルE」を読んで、冨樫さんのあやうい雰囲気を感じつつ、まじで天才だーと思っていた私としては、ああいう短編(というか短期集中連載みたいなもの)を是非また読みたいなと思うのですが、ハンターのけりがつかない限り、無理なんだろうなあ。
ちなみにケーブルチャンネルをザッピングしていたら、セーラームーンもやってました。そういや講談社と集英社だな。
- 作者: 大泉実成
- 出版社/メーカー: 太田出版
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