森都市未来研究所/都市の模型展

ichinics2005-02-13


本日のお目当て、ヒルズがオープンしてからずっと行きたいと思っていた展示にようやく行くことが出来ました。
いやー行って良かった。楽しい。模型好きにはたまりません。私も作りたい。
会場内にはニューヨーク、上海、東京の模型が並んでいるのですが、ニューヨーク高い! 上海すかすか! 東京うわー知ってる! という感じで大興奮でした。それを見ている私たちは巨人ですよ。面白い。
上海やニューヨークに比べて東京の建物が低いのはやはり地震の多い国だからなんだろうけれど、パッと見て各都市にこれほどの差異があるのは面白いですね。狭い土地の中に建物がひしめき合ってる感は否めずとも、都市と民家が隣接しており、あくまでも都市は生活する場であることを感じさせる東京の風景に愛着を感じます。
同時上映していた東京スキャナーも堪能できました。かっこいい。東京駅に止まっている新幹線にズームして一気に舞い上がるところとか、旋回しながら観覧車を映すところとか、もう鳥肌もの。

連続してもう一度東京スキャナーの映像を見ながら、都市の大きさからすれば、一人の人間の存在はごく微小なものに感じられるけれど、ミクロとマクロを行き来する視点の中で、無数に存在する窓の向こうに誰かが生活して居るんだということを思った。その人たちがどんな人生を送っているのか、知ることはなくても、それぞれがこの街を形成する一要素であるということにかわりはないんだろう、なんてことを考えたり。すこししんとした気分で最後に模型を眺めると、この中に自分もいるんだなあという目眩のような感覚に襲われる。

そしてヒルズといえば山口晃さんのパノラマ画。最初に見たのはブルータスの誌面でした。素敵すぎる。持っていないポストカードがあったので購入。こういう絵の中の人物一人一人を見たりするのがまた楽しいです。建物断面図とかたまらないなぁ。これはきっと子供の頃読んだ「のばらの村の物語」の影響かと思われます。全然系統違うけど。