「童貞な感じ」について真面目くさって考えてみた(漫画の場合)

さらに、「中退アフロ田中」が掲載されているスピリッツなどに代表される「青年コミック誌」に対応する10代後半〜30代くらいの女性に向けたコミック誌が少ない(あんま売れてない)、ということも考えてみた。
これはきっと「童貞はネタにできるけど処女はネタにしにくい」ということがあるんだと思う。言い換えればポジティブとネガティブというか、なんていうか、「モテたい!」という男子が女子に「面白い→かわいい」と思われることがあるとしても、「モテたい!」ということをネタ的に口にする女子が男子に「かわいい」と思われる確率は少ないというか。面白いと思われるなら良いけど、ともすると「キツい」と言われかねない諸刃の剣な訳です。
さらに男子の場合は肉体的なことに直結していて、女子の場合が精神論になりがちというのもあると思うし、だからこそ、お笑い芸人としての女性の活躍は難しいのだと思う。
女性の場合、常にどう見られるかというのを意識するべきだ、と暗黙のうちに強要されるところがある。また一般論だけど、男子は「こんな女の子にモテたい」というのがあって、女子は「こんな自分になってモテたい」と思うという、向かってる方向が内と外で違う感じがある。(その辺は安彦麻理絵さんの漫画を読むとひしひし感じる)。だからふっきれにくい。たとえふっきれても、たまに生々しさが出てしまうと笑えない。じゃあ笑わなくてもいいじゃん!という訳で青年コミック誌に代わる女性向け漫画は、えてしてシリアスになりがちなんじゃないかと思います。(逆に男性コミックではそういうシリアスな恋愛モノは少ない。恋愛というとコメディの方向に進みがち)
つまり何が言いたいかっていうと、私は男の人(男の子?)のそういう身軽さを見てるとうらやましいなぁーと思うってことです。まあ女子は女子で楽しいけど。自分自身をネタにした時の面白さでは絶対勝てない。まあ勝ちたいわけでもないけど、要は可能性の問題だ。
ただ、ここ何年かで見られることを女の子並に意識する男の子も増えてるし、こう言う感覚も変わっていくかもしれないなとも思う。

以上あくまでもイメージ話です。なんか暴言というか放言というか極論になってしまったので後日訂正するかも知れない。