ジブリ美術館へいく

ichinics2005-04-25

2度目のジブリ美術館。10時入場の回だったので、かなり満喫できた。しかも今日はとてもいい天気で、花や新緑のきれいな季節ということもあり、いい気持ちだった。ジブリ日和だったと思う。

入場チケットについているフィルムは豆みたいに小さいパズー(たぶん)。
まず最初に空いてるうちに腹ごしらえをしようということで館内の喫茶店へ入る。いろいろ相談して、野菜のサンドイッチは妹と半分こして、それぞれケーキを注文することにした。じゃがいも、れんこん、さつまいも、アボカドなどをバジルソースであえたものがたっぷりはさまったサンドイッチはとてもおいしくて、しかもごぼうチップスが上にかかってる所がよかった。こういう食感大好きだ。食後のケーキはアップルタルト。これもカスタードプリンの間に厚切りの林檎が入っていてとてもおいしかったー。大満足。
その後、館内を一巡りして、屋上でロボット兵(ラピュタでは巨神兵じゃないんだっけ?)にあって、バルスの石にさわったりして、そろそろ映画にいこうということになる。
今回の特別展示と上映作品はピクサー特集。上映された短編映画3本はどれも見たことのあるものだったけど、面白かった。ただ、はじめの2本はどちらかというと大人向けのアニメだったので、少し退屈そうに「これもうみたことあるー」と騒いだりしている子もいた。けれど、3本目でサリーとマイク(モンスターズインクの)が出てくると一気に笑い声に変わった。キャラクターの力ってすごい。
特別展示では、キャラクターが出来上がるまでの試行錯誤がみれて面白かったけれど、同時にピクサーの発想がというのはセルアニメという段階を経ずに、立体を目指してるんだなあという感じがした。手法は違えど、むしろクレイアニメとかに近い、人形を動かしている感じ。また、ジブリの作品と見比べていると、ピクサーの描くキャラクターはディフォルメもしくはカリカチュアされたキャラクターが中心なんだなと思った。
でもやっぱり個人的には、ジブリのやわらかい線と繊細な背景の方が好き。あの壁一面にはられたスケッチは何度見ても発見するところがあって、自分にもあんな絵が描けたらいいのにと思ってしまう。
今回一番の収穫?だったのは、ジブリのショップで流れていた百瀬義行監督のアニメーションPV2本が見れたこと。「キューティハニー」の映画同時上映された「ポータブル空港」と、それと同じく「capsule」の中田ヤスタカ氏とのコラボレートで制作されたもの(タイトル忘れちゃった)がかかっていて、暫く見ていたけどこれがすごくいい感じ。ちょっと高野文子さんの絵柄を思いだした。そこにあったポップによると「SF三部作」ということでもう一作製作される予定とのこと。むしろこの流れて一本映画を作ってくれたらいいのにな。

2004年、「ポータブル空港」の時のインタビュー↓
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_interview_nakatamomose.htm

今日のお土産に、ポルコの飛行艇プラモと前回も買ったフィルムのしおりを買う。「耳をすませば」と「千と千尋の神隠し」のを買って、両方ともとてもいいシーンが出たので嬉しい。天沢聖司くん満載。
ちなみに私の中であえてジブリ映画ランキングをつけると、毎回順位は変動するものの、「紅の豚」「耳をすませば」「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」がいつも上位にきます。