ダイアリつけはじめて100日いったらまたアンケートやろうと思っていたのでチャレンジしました。100日は過ぎちゃってるけど。
質問は、TEIMさん(http://silvery.whitesnow.jp/)の配布されているものをお借りしました。
- 基本的に、読んだことのある本が対象です。
- ただし、マンガはだめです。
- 同じ本は、一度しか選んではいけません。
というルールにのっとって答えてみました。「同じ本は一度だけ」のルールがかなり難しかったです。
Q01. 小学校・中学校のころに読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『ナルニア王国物語』シリーズ/C.Sルイス
- はまりました。ナルニアに行きたかった。特に『ライオンと魔女』が好き。早く映画みたい。アスラン!!
- 『トンカチと花将軍』/舟崎克彦
- ぽっぺん先生シリーズも良いですが、特に好きなのはこれ。大人になった今読んでも面白い。
Q02. 10代のころに読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
(高校生あたりを中心に答えてみます)
- 『ノルウェイの森』/村上春樹
- 今でもこの本が書店に平積みになっている風景を鮮明に思いだします。私が村上春樹さんの小説を読みあさるようになった切欠。
- 『箱男』/安部公房
- 読書感想文を書く目的で『砂の女』を読んで面白かったので、高校の図書館で借りて読みました。これもまた私が安部公房さんの小説を読みあさるようになった切欠。
Q03. 最近読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『〈子ども〉のための哲学』/永井均
- 今まさに永井均さんの本を読みあさろうとしてます。感想→(http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050420/p3)
- 『袋小路の男』/絲山秋子
- 絲山秋子さんの本も同上です。感想→(http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050412/p1)
Q04. 徹夜して読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『ガンバとカワウソの冒険』/斎藤惇夫
- 小学3年生の時に読んだ。ページ数が5000以上だったことを覚えてます。ガンバのアニメ版からは想像もつかないハードボイルドさで、読みはじめたら止まらない。
- 『模倣犯』/宮部みゆき
- うわーうわーとか言いながら読みました。夢に見た。
Q05. 何度も読み返した本を2冊教えてください。
- 『ダンス・ダンス・ダンス』/村上春樹
- 村上春樹さんの本はどれもよく読み返すけど、中でもこれを一番良く読んでます。ユキみたいになりたかった、と読む度に思う。
- 『いやいやえん』/中川李枝子 作 大村百合子 絵.
- 子どもの頃に何度も何度も読んだ。これが初めて自力で読みはじめた絵本じゃない本かもしれない。
Q06. 映像化して欲しい(あるいはされた)、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『ユリイカ』/青山真治
- これは最初に映画ありきだと思いますが、映画見て、本を読んだ時の相乗効果が素晴らしかったので。映画も小説もほんとうに素晴らしい作品だと思います。
- 『陽気なギャングが地球を回す』/伊坂幸太郎
- 椎名桔平さんが浮かぶけど、成瀬なのか響野なのかわかりません。でも映画で見たい。
Q07. 読んで泣いてしまった本を2冊教えてください。
- 『ノラや』/内田百聞
- 何回読んでも泣ける。そして我が家の猫をかわいがりたくなる。
- 『絵合わせ』/庄野潤三
- 家族の風景に弱いです。現在も届けられている庄野さんとその家族の物語がとても好きなのですが、この「絵合わせ」は私にとってその記憶の原点みたいな作品です。
Q08. 人から教えてもらって読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『夏の約束』/藤野千夜
- 角田光代さんが好きなら、とすすめられて読みました。そして藤野千夜さんの本を読みあさりました。
- 『八百万の死にざま』/ローレンス・ブロック
- 本の趣味が合う友人にすすめられて読みました。マット・スカダーとニューヨークの街が好きになりました。
Q09. おもしろかった外国の作品を2冊教えてください。
- 『カメレオンのための音楽』/トルーマン・カポーティ
- カポーティは大好きなんですが、特にこの短編集ではその多面的な魅力が凝縮されているような気がします。
- 『八月の光』/フォークナー
- フォークナーの作品はどれも読む度にしみじみすごい、と思うのですが、武田花さんがおっしゃるとおり(と武田百合子さんの「日日雑記」の中で言及されていたとおり)この八月の光で受けた衝撃はとても印象深いです。
Q10. おもしろかった長い本を2冊教えてください。
- 『ねじまき鳥クロニクル』/村上春樹
- 全三巻。これは続刊出るのをすごく待っていた覚えがあるので特に印象に残ってます。
- 『ファウスト』/ゲーテ
- 10代の頃に背伸びして読んだので、理解できてたかどうかはあやしい(というか多分できてない)ですが、本に線を引きたくなるくらい名言の連続だったので印象深いです。時間を置いて何度も読み返してみたい。
Q11. かっこいい! と思った本を2冊教えてください。
- 『煙か土か食い物』/舞城王太郎
- イントロからもうどうしようかとおもうくらいかっこよかった。音楽みたいだ。
- 『幽霊たち』/ポール・オースター
- これも初めの一文でノックアウトされて、その後ポール・オースター作品を読みあさるようになりました。ブルーとかブラックとかって呼ばれたいっていうのは『レザボア・ドッグス』を見た時にも言ってました。
Q12. 次の中から質問を選び、全部で2冊、教えてください。
2つ、と書いてあるけど全部書いてしまいます。4冊になっちゃうけど。
- 1. 家族(親戚・恋人含む)の本棚で見つけて読んだ、おもしろかった本を教えてください。
- 2. 誰かにオススメしたことのある本を教えてください(できれば評判の良かったものを)。
- 3. 何かの「きっかけ」になった本を教えてください。
- 『ねこによろしく』(オバケちゃんシリーズ)/松谷みよ子
- このお話を読んで、自分の飼い猫にホワイという名前をつけました。
- 4. おもしろかった短編集を教えてください。
- 『オコナー短編集』/フラナリー・オコナー
- 短編集とは思えないほどの重量感。おもしろかった、というより衝撃を受けました。特に『啓示』という短編。無くなる寸前の新宿のABCでオコナー全集を見かけて、いつか買おうと思ってたのにABC がなくなってしまってショックだった。というのを今思いだしたけどまだ売ってるのかな。
Q13. ずっと気になっていて、やっと読んだおもしろかった本を2冊教えてください。
- 『タイタンの妖女』/カート・ヴォネガット
- 目からうろこでした。感想→(http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050330/p1)
- 『荒野のおおかみ』/ヘルマン・ヘッセ
- 「車輪の下」を中学生の頃に読んで、それがとても面白かったので、他にも読みたいなと思って買ったのにずっと放置してた本。読んでみてびっくりした。ヘッセの作品の中では異色作ですが、一番印象深いです。岡田史子さんの作風が好きだった方はぜひ。
Q14. すごい勢いで読んでしまった本を2冊教えてください。
- 『アクロイド殺し』/アガサ・クリスティ
- びびった。そして私の中学1年生はハヤカワのあの赤い背表紙と共に過ごすことになりました。
- 『チルドレン』/伊坂幸太郎
- 小説はわりと早く読める方ですが、これは特にあっという間で、移動しながら3時間くらいで読み終えました。面白かった!
Q15. 年を取ってからもう一度読みたいな、と思った本を2冊教えてください。
- 『コロボックル物語』シリーズ/佐藤さとる
- この作品たちを読んでから、コロボックル視点で考え事したりするようになった気がします。あと緑が好きになって、木登りとかするようになった。思い出がたくさんあるので、何度も読み返したい。
- 『ユリシーズ』/ジェイムズ・ジョイス
- 背伸びして読んだものは全て時間を置いて読み返したいと思うけど、これはその代表的なものかもしれない。すごーいとは思ったけどなんのことやらという部分があまりにも多かったので経験値を積んでから読みなおしたい。
Q16. タイトルが印象に残っている、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『これから話す物語』/c・ノーテボーム
- 今まで読んだ中で最も経過時間の短い、ある男が死に至るまでの2秒間の物語。しかしタイトルが示唆するものは作品を読んで初めて分かる。
- 『デンドロカカリヤ』/安部公房
- 本棚に並んでいるものの中で1番目に付く。
Q17. 無人島に行くなら持って行きたい、と思う本を2冊教えてください。
Q18. いつも本棚に並べておきたい、と思う本を2冊教えてください。
- 『人生処方詩集』/エーリッヒ・ケストナー
- ことあるごとに開いてみたい。
- 『富士日記』/武田百合子
- 武田百合子さんのようにものを見ていたいといつも思うので。
Q19. もっと早く読みたかった! と思った本を2冊教えてください。
Q20. 衝動買いして読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『僕がいた場所』/藤原新也
- それまで写真家としてしか知らなかった藤原新也さんの著作の中で初めて手に取ったもの。この本を衝動買いして、読んで、いろいろ考させられました。
- 『神様』/川上弘美
- この本を買ったのは本当に衝動だったけど、そうやって先入観なしに川上さんの文章に出会ったのはほんとうに幸運だったと思う。
Q21. 教科書・授業・テストなどで知って読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
- 『こころ』/夏目漱石
- べたべたですが、国語の授業中に一部を読んで、面白いなーと思って本屋に買いに行きました。
- 『檸檬』/梶井基次郎
- これも国語の教科書で読んで、すごく気に入って、一時期、文学少女気取りの思春期を過ごしたりもしたけど、そんな時期はあっという間に過ぎてった。
Q22. 好きな作家さんの本の中から、特におもしろかった本を2冊教えてください。
好きな作家さんはたくさんいるので、誰を選ぶかがかなり難しい・・・ので今目に付いた吉田修一さんの作品から選ぶと、「日曜日たち」と「パレード」です。この2作品で、都会的な繋がりの濃度みたいなのを描くのがほんとうにうまいひとだと思った。最近なんか恋愛小説家みたいな扱いになってるのはなんでなんだろう。
Q23. 続きを読みたい! と思った本を2冊教えてください。(シリーズだろうと無かろうと)
- 『暗闇の中で子供』/舞城王太郎
- 奈津川家シリーズの続きを書いて欲しい。
- 『DIVE!!』/森絵都
- 完結してから読んだのですが、あまりにも面白くて4巻を3日で読みました。旅行中で手もとになかったというのを言い訳にすれば、2日で読んだかもしれない。4巻目になると終わってしまうのが寂しくてどうしようかと思った。続きはなくていいと思うけど、読んでみたい。
Q24. この本とこの本は合わせて読むのがオススメ、という本を1組教えてください。
ちょっとルールを破ってしまいますが、
- 舞城王太郎作品と『江利子と絶対』/本谷有希子
- 味は似てるよねって両方読んだ人と話してみたいから。
- カポーティの『クリスマスの思い出』と梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』
- おばあちゃんの話に弱いです。「にしんのパイ」!!(魔女の宅急便)
Q25. これまでの質問では言い切れなかった本を、2冊教えてください。
- 『子供の領分』/吉行淳之介
- ドビュッシーの『子供の領分』を聴きながらぜひ。と言いたいけどあんまり合わない気もする。でも両方大好きな作品なので、モチーフになってると知った時は嬉しかった。
- 『白いオウムの森』/安房直子
- 安房直子さんの作品も私が本好きになる切欠のひとつでした。
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勢いで答えたので、なんだか見落としと偏りがある気もするけどとりあえず。