デッドエンド 暗戦リターンズ(asin:B0000BI2V7)

ジョニー・トー監督作品。
この前みた暗戦デッドエンドの第2弾。前回はアンディ・ラウが犯人役でしたが、今回はイーキン・チェンが登場。イーキン・チェン演じる犯人は手品使ったり鷹匠だったりと格好良いポイント満載ですが、犯行理由はさっぱりわかりません。そこらへんの詰めの甘さを考えると、前作をしのぐものではないかも。
ほんとの所はわかりませんが、多分前作がヒットしたので、もう一作とってみましたというノリでした。屋上のシーンから始まって、犯人は決して悪人でなく、タクシーで犯人をひろうとこなんかは、もしかしてパロディなのか? というくらい同じネタを使っています。が、それでも勢いがあって面白かった。
前回と違う点といえば、今回は「踊る大捜査線」と似てるなと思ったこと。もしかしたら意識してるのかもしれない。飄々としてるけど、熱血なとこもあり、コミカルでもある主人公は、青島に近いし、だめ上司が足をひっぱるとこなどはまさに湾岸署。また、コロンボ形式というか、ゲストが犯人役(つまり最初から犯人は誰かわかっている)という構成も「踊る〜」を彷佛とさせる。
前作に比べると、ハードボイルドさは薄れてコミカルな方面へシフトしていますが、こういう話は好きなので、このシリーズの続きがでたら、また見たいと思います。