メールと手紙の境目

ichinics2005-06-21

仕事でメールを書くときに、ちょっと困るのが冒頭の挨拶。たいていは「お世話になっております」ではじめているんだけど、それが手紙になると「拝啓」とか「謹啓」に続いて時候の挨拶を入れたりしないと座りが悪い様な気がする。かといって、あったことも無い人に対して「いかがおすごしでしょうか」も変なので、「ご健勝のこととお喜び申し上げます」とかつまらない挨拶に落ちついたりする。ご健勝かどうかなんて知らないのだけどね、と思いつつ。
もう何回もやりとりしている相手や逆に初めての相手なら良いんだけど、微妙にメールで2、3回の人に手紙を添えなきゃいけなかったりすると、そういうことで困る。
なんでこんなことを考えているかというと、今日、仕事でやりとりしているおじいさんからのメールが「紫陽花の美しい季節になりました」という書き出しなのを見て、こんな風になんのてらいもなく季節の挨拶が出来るって良いなと思ったからなのですが、私がそれをやると、これがなんだか落ち着かない。どうやって本題にもっていけば良いのかわからない。なので相変わらずお世話になってとかご健勝とかをつかいつつ、少しやりとりが進んだ人には「暑い日が続きますが」とかそんなのを織りまぜたりしている。
定型ではない、うまい時候の挨拶がないものかといろいろ考えてみたけれど、どれも仕事では使えなそうなので、たまには誰かに手紙でも書いてみようかなと思ったりした。でも普段メールでやりとりしている友人に、そんな手紙を送ってみても、なんだか気持ち悪いと言われてしまいそうな気もする。