CREEPっていう原題の映画をみてきた

友人に誘われて、試写会で見て来ました。地下鉄の構内で寝てしまって、目が覚めてたら閉じ込められてたっていうホラー映画です。
私はホラー映画がものすごい苦手です。サスペンスは好きです。S・キングものとかも見ます。でも純然たるホラーは駄目です。そんな私がなんでこの「0:34」を見に行く気になったかといえば、原題が「CREEP」*1だったってそれだけのことです。そしてこれは純然たるホラーだった、と思う。よーし怖がらせるぞ!という監督の意志が嫌ってくらい伝わってきましたよ。もう嫌ってくらいに。
とにかく息つく暇もなく、ずーっと「そこにいたらやばいって」とか「そっからなんかがでてくるよ」なんて予感と予感を裏切らない展開の連続で、おびえ続けなきゃいけない私は、むしろなんかが起こってる時にしか落ち着けないというわけがわからない状況だった。それくらい私はびびりなので、画面見ないで劇場のひとたちを眺めたりして気を紛らわせてたのですが、そんなにびびってるのは私だけみたいで、結構皆さんゆったりした感じで鑑賞してらっしゃいました。すごいね。
見終わってぐったりしながら思い返してみると、突っ込みどころが満載なありえない展開なのですが、きっとそれがホラー映画なんだろうなと思います。たぶん。心理サスペンスとかでは全くない。謎も大して無い。でも見終わった人たちはわりと満足そうでした。なんだろう、ジェットコースター的なあれなのかしら。
ちなみに帰り道は地下鉄だったけど、それは怖くなかった。けどもうホラーは見たくない。

*1:イギリス映画だし、Radioheadの「CREEP」が挿入歌で使われてるかなとか思ったりしたんだけどもちろん使われてなかった。