Frank Black/honeycomb

HONEYCOMB

HONEYCOMB

再結成したピクシーズはもちろん大好きなのですが、フランク・ブラックのソロを聞く時はまたちょっと違う気持ち。特にここ最近は、ピクシーズとはまったく別物として聞いています。今回(9年ぶりだって)は今までよりさらに穏やかなアルバム。
このソロ新作は、スティーヴ・クロッパー、スプーナー・オールダムなどをゲストに制作された、ナッシュビル録音作。スプーナー・オールダムと聞いて、思わずウィル・オールダムを思い浮かべてしまったんだけど、まぁ、それは関係ないものの、音色としてはSMOGやウィル・オールダムのやっているようなカントリー色の強い音楽です。しかしこれがまた良い感じ。私はもともとオルタナカントリーとされるようなジャンルが好きなので、しっくりくる。
特に、タイトル曲「honeycomb」なんかは彼のファルセット・ボイスがしみじみとした雰囲気を作り上げてて沁みます。ワルツっぽい「violet」もいい。