コミック星新一「午後の恐竜」

コミック☆星新一午後の恐竜

コミック☆星新一午後の恐竜

上で「敷居の住人」読んだあと、志村さんの漫画ってなに持ってたかなぁ…と思って目についたのがこれだったので再読。
星新一さんのショートショートが原作のアンソロジーなのですが、原作が有名なものが多いだけに(「世にも奇妙な物語」でやったものも多いし)、ちょっとストーリー負けしてる感じが否めないものが多いのですが、志村貴子さんの「生活維持省」と小田ひで次さんの「夜の事件」「箱」はストーリーを追いかけるだけじゃなくて、作者独特の雰囲気を作り上げてるという意味で別格だと思います。こういうのを読むと、漫画家って監督でもカメラマンでもあるんだなぁ、すごいなぁ、と感心してしまう。特に小田ひで次さんの「箱」は素晴らしい。