music forest@shibuyaDUO

ichinics2005-10-15

MUSIC FORESTというイベントに行ってきました。今日はキセルとこだまさん目当てだったのですが、他のはじめて見るバンドもなかなか良かったです。
渋谷DUOってどこ?と思ってたらオンエアのとこだった。あそこって行く度に名前が違う気がする…。開場してしばらくはお客さんもまばらであれ?と思っていたのですが、まあやっぱ平日だからだと思います。7時くらいになったらけっこうたくさん人がいた気がする。

ムジカラグー

オープニングはムジカラグーというバンド。良い感じでした。ボーカルの方がとても歌がうまくて、ほんのり原田郁子さん風味。でももうちょっと力強い感じの歌い方するかたでした。

カセットコンロス

2バンドめはカセットコンロスフィッシュマンズのトリビュートに参加してたというので、かろうじて名前は知ってたけどライブを見るのは初めて。でもとても楽しい演奏でした。ギターボーカルにベース、ドラム、ホーン、という編成*1で、スカ〜カリプソな音。your song is goodとか好きな人はもろ好きそうな感じです。リズム隊がタイトに支えつつ、ホーン(サックスとクラリネット使ってたかな?)がまた伸びやかで、それにのっかっていくギターボーカルの酩酊感が楽しかった。残念なのは持ち時間が30分しかないというのと2バンドめでこう、いまひとつ盛り上がれなかったこと。これは彼らのせいじゃないです。別の場所で改めてみたいな。

APOGEE

3バンドめはこれまた初めて見たAPOGEE。うーんなんと形容すればいいんだろうなぁ。うまいたとえがみつからない。なんか、大沢伸一さんぽい雰囲気もありつつ、UKインディーみたいな匂いもありつつ、即興演奏のような部分もありつつ、でも声はちょっと草野マサムネさんを彷佛とさせるというか…なんかとりあえず今回の面子の中ではちょっと異色だった気がするんだけど、とりあえず私はゴージャスなドラムが好みでした。こういうバンドって、ボーカルマイクの音量ですごく雰囲気かわると思う。ボーカルマイクだけがメインで聞こえるとちょっとチープになってしまうというか。

キセル

そしてキセル。最初は二人で出てきて「ピクニック」と「ベガ」。エマーソン北村さん呼んでから「エノラ・ゲイ(英語バージョン)」「ハナレバナレ」そしてラストはおなじみ高田渡さんの「鮪に鰯」。相変わらず良い声です。いいなぁーキセル。大好きだ。でも5曲ってあっと言う間すぎて残念。でも運良く会場で11/6のライブのチケットを買う事が出来ました。やった!

KODAMA AND THE DUB STATION BAND

ラストはこだま和文さん率いるKODAMA AND THE DUB STATION BAND。一発めでこだまさんが歌っていてびっくりしたけど、曰く「キセル見てたら歌いたくなった」とのこと。その後に、ぼそっと何かすごく気になることを言ってて、それがずっと気になっていたんだけど、思いだせない*2。とにかくこだまさんは、あのシンプルなようでいてちょっとねじがずれたような、独特のトランペットの音のように、ステージの立ち居振る舞いもすごく格好よくて自然なんだけど、同時にすこし危うい感じもする。特に今日は、なんとなくお客さんののりに対してやりにくそうな雰囲気だったのが残念。でもお客さんの声に対して「うれしいねぇ」と言ってくれるこだまさんはやさしいなぁ。
* * *
今日はいろんなバンドが見れて楽しかったんですけど、なんだかずーっと会場があたたまらない感じがしたのが残念でした。たぶん、この前の朝霧とのギャップがでかすぎるのかもしれないけど…、まああそこはちょっと異空間なんだと思う。それでも今日は踊る気満々で行ったのでちょっとしょんぼりしてしまいました。なんとなく、関係者っぽい人がたくさん遠巻きに見ている感じ。なんでだったんだろう…。

*1:確か女性がひとりいた気がするんだけど…メンバーかわったのだろうか?

*2:【追記】こだまさんの言葉、思いだしました。「毎日が切実ですよ。そんなことはわかってるんです」と言って笑ったのがひどく印象的だったんでした。切実、って言葉をなんか切実に聞いたなと思ってって、ほんと単に個人的に印象に残っただけです。