島の祈祷師とお姉ちゃん

もっけ」みたいな設定。
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は小さい男の子で、小さな島で民宿を営んでいる両親と暮らしている。お姉ちゃんが1人いて、おじいちゃんが町で祈祷師みたいな仕事をしている。
ある日、島に来ている旅行者の人の依頼でお祓いをすることになった。依頼内容は、その人が持っている、人形のようなもののお祓いをする(?)こと。しかし、その人形を手に取ったおじいちゃんは「原因はこれだけじゃないなぁ」と言う。
私が一旦家に帰ってその依頼主の人に会おうとしていたとき、お姉ちゃんが家出をしてしまった事を知る。お姉ちゃんには好きな人がいて、その人が忘れられないんだけど、最近島の小学校の先生に言い寄られていたのだ。お姉ちゃんの置き手紙には「私を好きになるなんて、もの好きもいるのねって感じです」と書いてあった。
その手紙を見て驚きつつも、私はとりあえず依頼主のところへ行くのだけど、その依頼主一家の母親が「その人形にはまだ片割れがいる」といってもう1つの人形を出してきた。
あわてておじいちゃんのところへ行くと、その人形を見たじいちゃんが興奮して調べはじめる。
(このあたりから視点が三人称になる)
私は店の外でお姉ちゃんに電話をする。
「ディシカゴ一緒なんだよー」
と言って、お姉ちゃんの興味をひく。さっきの一対の人形はどうやら「ディシプリン」と「ガーゴイル」という一対の御神体だったようだ。それは非常に珍しいものみたいて、お姉ちゃんも興奮して(このあたりで船の上にいるお姉ちゃんの映像が見える)島に戻ってきて、お祓いがはじまるところで目が覚めた。
ちなみにその人形は親指くらいの大きさで、確か緑色のシルクっぽい布に包まれて桐の箱に入っていた。おじいちゃんがお祓いをするための道具として使ってたのは、魚の形をした飾りのついた金属の棒。やけに鮮明だったので寝ぼけてテレビでも見たのかと思ったけどたぶん夢。
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ディシプリンといえばクリムゾンくらいしか思いつかないし、ガーゴイルも、特に私のボキャブラリーにある言葉じゃない上に「ディシカゴ」と略してる辺りがなんか不思議。寝る前に読んでた本とかも全く関係ないんだけどなぁ。