ヒストリエ 3巻/岩明均

ヒストリエ(3) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(3) (アフタヌーンKC)

この巻の中心は奴隷として売られていくエウメネスが、人生を変えるある場所へと辿り着くまでのお話。
なんといっても、自分かこれまで育った家を去るエウメネスの約9ページにも渡る激昂が切ない。
その後、エウメネスは辿りついた町でヘロドトスを教えながら町に馴染んで行くのだけど、そうやって近くの場所でもまったく違う文化を持っていた時代ということが、というかそういうことの見せ方が、ひたすらうまくて面白いなぁと思う。