ロード・オブ・ドッグタウン

監督:キャサリン・ハードウィック
解説には70年代にスケードボードで活躍し、伝説の存在となった「Z-BOYS」の青春の日々を描くーーとあって、実際映画館にもスケートボード好きそうな人がたくさんだったのですが、私はその「Z-BOYS」については全く知りませんでした。なんとなく青春群像ものが見たいなと思って見にいったのですが、面白かった。
アメリカ西海岸ヴェニスビーチ(通称ドッグタウン)に暮らす少年たちが、溜り場にしていたサーフショップの店主スキップの発案でスケートボードチームを結成するところから物語が始まるのだけど、皆でスケートボードの練習をしているシーンがとにかく楽しい。なんでかというとそれはやっぱ皆楽しそうだからなんだよなぁ。男の子っていいなあーと思いました。そんで試合に出たりして、脚光を浴びて、チームはバラバラになって、女関係でもいざこざがあったりして、物語は進んでいくんだけど、全編に渡って皆がスケートボード大好きなのはかわらないのがうれしい。
女の子はたくさんでてきてその辺をうろうろしてるんだけど、完全に男だけの世界で、それがなんだかすごくうらやましく感じる映画だった。
主役3人はそれぞれ良かったんだけど、シド役の男の子が最近見た顔だと思ったら「ディア・ウェンディ」にも出てた人だった。マイケル・アンガラーノさん。この人好きです。
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ちょっとネタばれになりますが、ラストシーンで、シドを囲んでスケートボードやるシーンがあるんだけど、そこで流れてるのが「あなたがここにいて欲しい」で、「あなたがここにいて欲しい」といえば、シド・バレットの為に書かれた曲であることは有名なんですけど、そのやたらとあからさまなオマージュ(?)になんかじーんときた。