踊って鼓舞

ところで私のここ最近繰り返し聞いている曲は、「KIMOCHI」「You make me feel so bad」「MANGA SICK」「いかれたbaby」「手おくれか」とかその辺りで、相変わらずと言ったらそうなんですけど、弱音吐きつつ悪態ついて、喧嘩売ってまた弱音を吐いて飲んで寝るみたいな、そんな気分はつまり、こんな感じ。

なーんも考えとらん 脱力感 空白の脳 虚無。ピクリとも起こらんやる気。
以上、全て嘘偽りである。 実際これらの反対の状態に今俺は いる。
「開戦前夜」

今、例によって幾つかの本と平行しつつ古川日出男さんの「ロックンロール七部作」を読んでるんですけど、そこにも、何気ない箇所に「悲劇は人間(ひと)を戦闘的にする」と書いてあって、別に今私は悲劇のさなかにいるわけでもなんでもないけども(だって悲劇なんてそんな簡単に起こるもんではないからね。そんでそこを、たぶん越えられるってのも、よく知ってるからね)、人の多くはたぶん、落ち込んだりとかすると、そうやって自分を鼓舞しつつ落ちたりという、あの、喧嘩に負けた昆虫のような飛び方をするんではないかなと思います。
そして、そういう喧嘩に負けた昆虫的ながむしゃらさというのは、やはり物語としては「男の子」にこそふさわしいもののような気もしていて、私はそういった物語が、どうやらとても好きみたいだ。「宮本から君へ」も然りで。そして女の子は強い、という物語が、好みなのかもしれない。(強い女の子というので今すぐ思い付くのは舞城王太郎「ピコーン!」だったりするけど)
ともかく、私はそのような物語を、上記の音楽の中に見てるのかもしれない。

音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ「ダンス・ダンス・ダンス

っていう言葉の意味が、なんかちょっと分かったような気がした。ただし、スマートに踊る必要はないってのが今の気分だ。
一体何の話なのか、自分でもよくわかりません。