bonobos/electlyric

electlyric

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聴いた。良かった。きらきらしてます。日だまりというか、真夏のプールの中から空を見上げてる感じがする、とても良いアルバムでした。なんだーもう。なんだか先日ごちゃごちゃ書いたのがあほらしくなってくる。
この前は多幸感溢れるダンスミュージック、と書いたけれど、それは訂正。やっぱり彼等の基本は南国の音楽にあるみたいですね。ラブ&ピース。ただ、「ホーバー・ホーバー」で感じた、あちこちのジャンルを行き交う、ちょっと落ち着かない感じは薄れて、とてもまとまりのある、芯の通ったアルバムだと感じました。もちろん「ホーバー・ホーバー」も良かったんだけど。でも単純にこのアルバムの方が、好きで、bonobosというバンドがどんなバンドなのか、伝わってくるような気がした。
そして、おこがましいことを言うならば、バンドが一段ステップをのぼるときっていうのは、やっぱりキラーチューンを生み出した瞬間だと思うんですよ。そしてこのアルバムには、それがある。たぶんきっと、このアルバム聴いた(ほとんどの)人が一発で「おっ」と身を乗り出してしまうであろう曲。「THANK YOU FOR THE MUSIC」! 聞き込むうちに、あ、こっちの曲のが好みかも、なんてことはあるだろうけど、このキャッチーさはちょっと特筆すべきだと思う。「We Will Rock You」と凄く似てるリズムなんだけど、雰囲気がまるで違って、これは久々の個人的エンドロールソング*1を発見してしまったと思いました。
他には#1「春の嵐」#7「あの言葉、あの光」などが好きです。

*1:映画のエンドロールでかかるような音楽が私は好きなので