TVチャンピオン

晩ご飯食べながら久しぶりに「TVチャンピオン」を見たんだけど(後半から)、何かちょっと複雑な気分になった。
今日のは「もてさせ王選手権」とかいうやつで、お見合いの仲人の人と、心理カウンセラーと、ナンパ塾(?)の人が、それぞれ三人の男性をプロデュースするという企画だった。で、私が見たのは決勝のちょっと前からなので、そのプロデュースされてる人たちがどういう人たちなのかはよくわからなかったんですけども、まああんまり異性と話するのに慣れてなかった人が、会話を切り出す側になっていく過程というのはちょっと良かった。でも、だいたい「モテる」って言葉自体、そもそも彼等がどんな異性(もしくは特定の個人)にもてたいのかというとこはないんだよなぁ。誰でもいい訳じゃないんだろうと思うのに。
で、決勝が、三人が三人のタイプが違う女性に好感度評価されて、そのポイントを競うっていうのだったんだけど、最初に結果からいうと、心理カウンセラーの人が優勝してくれてほんとよかった。
何でかというと、お見合いの人と、心理カウンセラーの人は、まずプロデュースする男性の対人面でのコンプレックスみたいなものを改善していく方向を目指していたのに対して、ナンパの人はなんというか、口先ばっかのような気がした。その人にプロデュースされてた人は、ほとんど全部の女性の対して、会った途端に「タイプなんで見とれてしまって」とか言ってたけど、あれもナンパ講師が教えたんだったら、つまり嘘つけって言ってるのと同じだ。それなのに、決勝の1、2回戦ではその「タイプなんで」が圧勝。
何というか異性だろうが同性だろうが、その人の本音みたいなのを自然に話できる相手っていうのもあるだろうし、その相手と信頼関係を持てるようになって、それからなんじゃないのかなとか思った。だからあんな短時間では何もわかんないじゃん、とか言ったら番組が成り立たないんだとは思うけど、ちょっと、なんか、違和感。
ああ、でもだからモテなのか。モテは第一印象なのか。