ZAZEN BOYS@渋谷クアトロ

またしても行って参りました。MATSURI SESSION@クアトロ。クアトロといえば、どうしてもNUMBER GIRLのシブヤRocktransform状態を思い出してしまうので、向井秀徳をクアトロで見る、というこの機会をとても楽しみにしていました。実際、向井さんとクアトロというのは相性が良いのか、今日のライブはいつもに増して「具合の良いテンション」だったような気がします。
会場は満員御礼。前回ベース側で見たので、今回はギター側へ。冒頭からSUGER MAN〜リフマンマボロシイカサマハードリカーウソダラケヒミツ(順番不鮮明)で一気に沸点に達した後、少しテンポを落としつつ、ラストまですごく密度の濃いライブでした。
3rdが出てからのライブを2本見て感じたのは、それ以前のライブ空間が4人の真剣勝負、のように感じられていたのに対し、前回と今回については、4人が1体の昇り龍(RIFF MAN)のようにうねっている、という印象ですよ。4人の音が、きれいに重なっている。各自の主張が、寄り添って、強くしなやかだ!
3rdの曲では、今日初めてライブ版を聴いた曲もいくつかあったんだけど、やはりザゼンの本領はライブにあるのだなと痛感しました。もちろんレコーディング音源も良いのだけど、あれは「ひな形」であり、ライブでの躍動感とはまた別物。音に触れるのがとにかく楽しくて、引き合いに出すのもおかしいかもしれないけど、ものすごく強い格闘家の試合を見てきれいだなーと思うのににてるんじゃないかと思う。それは圧倒的だ。
RIFF MANは今日二回やったんだけど、もうね、試合です。
今日のライブではお客さんの雰囲気も良くて、前回にも書いた「交歓」の空気がライブ全体を覆っていたような気がします。とにかく楽しかった。もう毎週見たい。ichinics2006-02-22
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会場ではMATSURI SUTUDIOでのセッション音源と、昨年末のAXでのライブ音源も購入。これからじっくり聴きます。
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ところで、クアトロはいろいろ思い出深い場所だし、好きなライブハウスなんだけど、ロッカーの少なさはどうにかしてほしいと思った。