へこみついでにクリィミーマミについて考える。

おとこのことちがう/おんなのこって/すきときらいだけで/ふつうがないの

という主題歌『デリケートに好きして』の歌詞については当時から首を傾げていたのですけど、未だに実感がわきません。好きと嫌いだけじゃない私は女の子じゃないのかとか思ったりしていた全てが自分に繋がる子供時代。
しかも2番の歌詞がすごくて

きょうみないひとと/いちびょうも/いっしょにいられない/わたしたち

いちびょうもってそれひどいなぁ、とか思いつつ、興味ないことと嫌いは違うよなぁということを最初に考えたのはこの歌詞でだった。アニメの主題歌の刷り込みってすごい。
で、やっぱりその後20年近く考えた結果、好きの反対は興味ない(どうでもいい)な気がする。どうでもいいに比べたら、嫌いはむしろ積極的な感情に思えるし、だからこそ嫌いなものには何か言いたくなったりもするんだろうな。どちらにせよ「いちびょうもいっしょにいられない」ってことはないかと思うけど。
でもまあ今調べてみたら、この歌詞の場合は、少し前に『きらいとかんじたら/ておくれみたい』という部分があるので、ここは「きょうみない=きらい」ということになってるのだろうなと思います。嫌いの末に興味ないに行き着くのか。それはあるかもしれない。つまり「興味あると興味ない(使用前、使用後)だけで/それなりはないの」ということか。それもどうだろう。それなら、女の子とちがう男の子には普通があるんだろうか。(ってそういうアニメじゃなかったですけど)普通って何かなー。来るもの拒まず的ななにか。そんなのあるかな。
あっ、もしかしてこれは優(主役)がトシオ(彼氏?)に「はっきりしてよね」という歌詞なのだろうか。きっとそうだ。なんかすっきりした。(いや、まあ結論はでなくてもいいんだけど。今日はなんかどうでもいいじゃん、というようなことを考えてみたかった)
ちなみに『デリケートに好きして』の作詞は古田喜昭さん。「デリケートに/好きして」という語感がもうすごい。
マミ歌の中では「トマトのゆうひ/かかとにあびながら〜」っていうマミのデビュー曲『BIN・KAN ルージュ』が好きだった。