HEAVIER THINGS/John Mayer

メジャー・デビューアルバム「Room For Squares」が大ヒットしたことで一躍有名になったジョン・メイヤーさん。

2作目であるこのアルバムは、全体的に落ち着いた雰囲気であるというのが定評みたいだけど、私は1枚目は聞いたことがないです。クリップを見た程度。
音づくり自体が、私の守備範囲からはちょっと外れるので今まで聞いてこなかったというのもあるんだけど、このセカンドには「Kid A」(Radiohead)のカバーが収録されているというので、いつか聞きたいと思っていたんでした。
その前に、どのへんが守備範囲から外れるのかってとこなんですが、たぶん、このポップでリッチな音づくりというか、たぶんアレンジの問題だと思います。たぶん私は基本的に「ギター、ベース、ドラム、ボーカル」で構成されてる音がすきなんだな。電子音でも好きなのはあるんだけど(そもそも大好きな「Kid A」の原曲にはギターもドラムもない)でも、なんて言い分ければいいのかわからない。
ともかく、そういう意味で、#8「Daughters」(グラミー受賞作でもある)は、かなり好きな一曲です。ギターとピアノ(キーボードかな?)とコーラスだけだから。
そして「Kid A」。これは期待以上でした。ギターの弾き語りに近いシンプルな録音で、でもあの曲で選ばれていたトムの無機質な声(エフェクトかけてたような)とは違う、ジョン・メイヤーならではの息づかいが良いです。が、フェイドアウトはもったいないと思う…。