白い花

雪柳が満開のレストランで、友人の結婚パーティ。十年来の友達で、彼女の結婚にまつわる物語も紆余曲折も葛藤も聞いてきたからこそ、とても感慨深い一日だった。
ずうっと、周囲の人に気を使い続けてきた彼女が、旦那さんを若干雑に(まるで自分の子供のように)扱っている様などを見て、目頭が熱くなる。そしてそんな折に予告なくマイクが回ってきて、頭はからっぽのまんま。何やらはなししたのだろうけど、もう全然覚えてない。
でも結局、言いたいことはひとつで、私の大好きなひとたちが、幸せでいてくれますようにっていう、それだけのことなんだ。