- アーティスト: 65 Days Of Static
- 出版社/メーカー: Monotreme
- 発売日: 2005/10/13
- メディア: CD
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bounce.comで連載されてる「podcast向井」の目隠しCDプレイでこれ取り上げられて興味をもって購入。なんかもう、私の情報仕入れ能力はすっかり錆び付いているような気がします。アンテナに登録させてもらってるサイトさんでもきっとレビューされていただろうに、そういうひっかかりを見つける目が衰えているような気がする。
なんて悔しくなってしまうくらい、きた。すごく格好良い。MOGWAIの延長線上と表現するのが一番イメージに近いのだけど、そこから抜けて、次に行こうとする力強さを感じる。ライナーを書かれているタワーレコードの方の言葉にあるように、『MOGWAI×APHEX TWINじゃない、MOGWAIやAPHEX TWINを初めて聴いたときのあの衝撃、ここから何かが始まるというあのワクワク感』という心境がびったりです。サマソニ来るんだって! どうしよ…。
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音の美しさ、時に泥臭さもかいま見せる疾走、その濁りを振払う轟音、それらの形作るドラマ。その饒舌さは、何度かアルバムを繰り返し聞いた後にやっと、そこにヴォーカルがないことに気付くくらいだった。なんだか格闘技みたいだと思う。視線が俯瞰から、地におりてくる感じ。ヘッドフォンを被って、音に身を浸したい時のための音楽。
- #1:ピアノの高音から始まり、遠くなり、混沌に落ちてく感じ
- #3:ブレイクが気持ち良い。
- #5:前半のピアノと、後半の下腹にくる低音が良い
- #7:少し印象が変わる。バンドの懐の深さを感じさせる楽曲。ギターの音が丸い。
- #8:変拍子、緩急が格好良い。
と、全体的にかなり気に入ったアルバムでした。強いていえば、ギターの音触にもう少し幅が欲しい。今のところはポストロック系列の音におさまっていて、それもいいのだけど、このバンドならもう少し外れても格好良い音になりそうで期待。