若冲と江戸絵画展@東京国立博物館

ichinics2006-07-29
こちら(http://d.hatena.ne.jp/./jakuchu/)にて解説を読みながら、楽しみにしていた展覧会。やっと行ってきました。
伊藤若冲だけでなく、江戸琳派の画家たちの絵が数多く展示されていて、どれもとても魅力的だった。精密で迫力があって大胆な作品が多い。見せ方も工夫されていて、とても楽しい展示でした。
特に素晴らしかったのが、光量を変化させながら見せてくれる展示室。公式サイト(http://www.jakuchu.jp/special/)でもフラッシュで再現されたものが見れるけど、ちょっと画像が小さくてわかりにくい。実物はもっとぐっとくる。個人的には「柳に白鷺図屏風」でのものが良くって、光の当たり方によって絵の印象がからりとかわるのが面白かったです。絵と暮らすというのはそういうことなんだなって思った。いいなぁ。
特に気に入ったのは、中住道雪「松竹梅群鳥八十八寿之図」(http://f.hatena.ne.jp/./jakuchu/20060619090136)。これは別の展示室「あなたならどうみる? ジャパニーズアート」のコーナーに展示されていたものです。鳥好きとしてはたまらない作品だった。
それから、鈴木其一の「群鶴図屏風」(http://f.hatena.ne.jp/./jakuchu/20060630113020)絵。鶴の表情がかわいらしい。どことなく馬場のぼるさんの絵を思い出したりして。あと、長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」(http://f.hatena.ne.jp/./jakuchu/20060628095933)の、牛の傍らにいる犬がすごく気になります。何度も見てしまう。犬?

混雑していたけど、金曜は8時までやっているとのことで、ゆっくり見れました。ついでに常設展の埴輪や縄文式土器なども見た。日本の歴史は長くて短い。