海に行く

早起きして、海に行く。友達の車で、朝イチで作ったCDをかけながら、葉山に着いたのは11時頃。晴天、というわけじゃないけど、そこそこのお天気で、パラソル立てて、早速乾杯。誕生日ということでヴーヴさんのロゼをごちそうしてもらいました。うまーい。かわいいー(何が)。ちょっと飲んだら小腹がすいてきたので、oasisでご飯、ここはいつかライブやってるときに行ってみたいと思ってるんだけど、毎回めぐり合わせがわるく、ご飯だけ。でも、ああいう気持ち良い場所で、海見ながらぼーっとしてると、タイのパンガン島行ったときのことを思い出す。宿の近所に一軒しかない食べ物やさんで、店員の女の子の恋話を聞いた。あれは何語で話していたんだろう。覚えてるのは彼女のワンピースの黄色と、おごってくれたハチミツドリンクが甘すぎてむせて、笑われたことと。
食事のあと、友達たちはみんな泳ぎはじめたのだけど、私はなんだか眠たくて、横になってしまう。眠りに抵抗しているときの、体中がふわっと浮き上がるような感覚がこそばゆい。パラソルのふちについたひらひらが、ひらひらしている、なんて思って、次に目が覚めたら、友達たちの背中がすぐ横にあった。好きなひとの話をしている。女の人は、いつも好きな人の話をしている。私はまた目を閉じて、このまんまもう目は覚めないぞ、と思ったのだけど、次に目が覚めたらシートが半分になっていて慌てておきる。つい先ほどまでパラソルに覆われていたはずの浜辺には、もう海までの視界を遮るものはない。「どのくらい寝てた?」と訊いたら、みんな笑っていた。