台北日記 最終日

最終日は、故宮博物院へ。工事中だったので、見れる展示品は少なかったけど、親が喜んでいたので良いと思う。故宮博物院の所蔵品で一番有名なのは、たぶん翡翠の白菜だと思うんですが、私は翡翠があんまり好きじゃないし、なぜ白菜…って、どうしても思っちゃったなぁ。焼き物もたくさんあったけど、今ではポピュラーになってしまった絵柄が多いし、どうしても地味に見えてしまう。見たかった掛け軸類は展示されてなかったし、結局ぐるっとまわって、後は妹とぼんやりしていた。
その後、空港へ向かって帰路につく。

雲の上は晴天、月が頭上でははく真横に見えた頃、機長から日本のニュースについてのアナウンスがあって、私はこれを自分の国のニュースとして聞いているのか、ただそこまでの流れを知っているから理解できるのか、どっちなんだろうなぁと思う。パスポートを持ってうろうろするということは、時折そういうことを考えさせるものであるような、気がする。
成田に着いたのが9時くらい。楽しかったけど、なんだかすごく疲れた。
初めて個人旅行した海外が香港だったからか、中国語圏はずっと好きなのだけど、どことなく落ち着かなかったりもする。もっとゆっくり、のんびりしたら、また感想も違うんだろうけど。
ただ、旅行するたびに思うのは、もっと自分にしっくりくる場所がどこかにあるんじゃないかなんてことだったりして、でもだんだんと、それはずっと思い続けることなのかもしれないと感じるようになった。

家に帰ると、旅行に出る直前に書いた手紙の返事が届いていて、それだけで、とりあえず帰ってきてよかったと思う。次は旅先から、葉書でも書こうかな。

それにしても、たった数日ぶりなのに、日記の書き方忘れちゃった感じだ。でも、多分明日くらいから、いつもどおりだと思います。