ラララ劇場/いましろたかし

ラララ劇場 (ビームコミックス)

ラララ劇場 (ビームコミックス)

主人公を中心としたクロニクルだったりパラレルワールドだったり、なのはいつもの通りで、今回の中心人物は盆堀さん。ロマンスグレーでも中高年でも青年でも、面倒くさがりな十代ぽい雰囲気をたんたんと描いているのが、例えば柳沢きみお作品とかの生々しさとは、かけ離れてるなぁと思う。ぱっと見、週刊現代とかにのっててもおかしくない感じなんだけどね。年とったらみんなが週刊現代になるわけでもないわけで。コドモでいることのダメさと魅力が共存してるのが、いましろたかし漫画なんじゃないかと思う。
特に、ラストの「アテもなくハムトースト」がすごいすきです。エンドロールに流れるのはtheピーズだなぁとか思いながら読んだ。「あしたありゃいいさ〜」で閉じて、くよくよしたり笑ったり腹減ったなーとか言いながら今日になってる。