- アーティスト: 中村一義,HYAKU-SHIKI
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/09/19
- メディア: CD
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宅録からバンド・サウンドへ移行する、その片鱗は「ERA」にもあるものの、やはりこの「100s」が到達点だろう。歌詞のポジティブさとかね、まぶしい。
大好きなアルバムではあるんだけど、ERAからこのアルバムに移行するときには、少し身構えてしまう。
例えば。音楽を聞く人の気持ちっていうのは、「金字塔」から「100s」の間を揺れ動いているようなものだと思う。そして「100s」のイメージというのは、わりと特別な瞬間のもののように感じる。まぶしくて、憧れるんだけど、初めて中村一義を聞いたときの、あの感情と音がじかにつながっていることの驚き、みたいなものは、もう感じられない。ここにあるのは、もっと普遍的な物語だ。だからこのアルバムは、終わり*1でもあり始まり*2でもあるんだと思う。