- アーティスト: Maximo Park
- 出版社/メーカー: Warp Records
- 発売日: 2007/05/08
- メディア: CD
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WARP発のギターバンド、ということで注目を集めていたのがこの Maximo Park だってことに気付いたのはかえってきてからだったのだけど、レーベルはもちろん、ジャケットのイメージともずいぶん違う音だった。
というか、1曲目の印象も、ずいぶんと裏切る内容だった。期待外れという意味ではない。ただ、最初思い描いた勢いのある音、よりは張りのあるなめらかな曲が多く、80年代英国POPのにおいを感じる、わりと上品な感じのバンドなのだなと思った。XTCやらブラー、デラミトリすら彷佛とさせるけど、スミスやパルプを引き合いにだされることも多かったらしい。今のバンドでいうなら BLOC PARTY をもう少し丸くした感じだろうか。
良いアルバムだし、懐の深さには好感をもった。ただ惜しいのはやはり音色が丸すぎることだ。たぶん、私が欲しかったのは疾走感じゃなくて、焦燥感だったんだな。もっと殺伐としててもいいから、アクセル踏み込むことにためらわないような音が聞きたい。