「Mirrored」/BATTLES

Mirrored (WARPCD156)

Mirrored (WARPCD156)

Dirk_Diggleさんの紹介文「S-killz to pay the ¥. - ロックの未来!バトルズ!!!」を読んでから、ものすごい楽しみにしてたアルバム。
国内盤の発売日だったのでさっそく買ってきた。で、帰ってきてから、ずっとかけっぱなしで、今朝も聞きながら電車に乗ってたんだけど、そこがPCの前でも新緑まぶしい春の道でも、小学生を詰め込んだバスの中だろうが大人たちのふれあい満員電車内だろうが、目を閉じればそこにミラーボール。アフロビートの肉感とハードコアの殺伐、イタリアンプログレの絢爛とその他もろもろが数秒ごとに顔を出す多面体音楽の得体の知れなさがほんと楽しくて、ついにやにやしてしまう。それはとても自由な生き物で、このループに乗ればどこまでも行けそうな気分だ。
バンド名を体現するかのような音と音との鬩ぎあいが生み出す祭りは宴も酣、一触即発の緊張感とデタラメに抑制された展開がたまらなくかっこいいです。
それぞれにキャリアを積んだ4人のメンバーによるBATTLESは3枚のEPを経てWARPに移籍し、この「MIRRORED」こそは待望の、初のアルバムリリースである…とポップに書いてあるのに迷わずアルバムだけを買ってきたのだけど、その3枚のEPも絶対聞かなければと思った。このアルバムで聴くことのできるグルーヴがどのような場所を通って生まれたものなのか見てみたい。
それにしても、ライブがめちゃくちゃ楽しそう! だ!