くいもの処明楽/ヤマシタトモコ

くいもの処 明楽 (マーブルコミックス)

くいもの処 明楽 (マーブルコミックス)

ラシさんの日記(http://d.hatena.ne.jp/./cdefg/2007042/:p1)で紹介されているのを読んで買ってきました。アフタヌーン四季賞入賞作を読んだとき(id:ichinics:20050909:p3)に、この人好きだーと思ったんだけど、その後いろいろあったようで、単行本はこれが初めて、なのかな。
飲食店を舞台に描かれる、バイト君に告白されて、とまどう店長のあわてぶりと、保守的であることの理由を年齢に求める店長に苛立つバイト君の、攻防戦にほくそ笑みながら読みました。照れるねこういうの。
ただ、その「とまどい」の熱だけで焼き上がったお話にも感じられて、巻末に収録されているお店の面々の紹介など読むと、まだまだ広がりそうな設定なのに、これでおしまいなのはもったいないなと思えた。
私がながいこと勤めてたCD屋さんも、メンツはちょうどこんな感じだったなとか思って、なつかしくなった。
四季賞受賞作も、私はとても良いと思ったし、単行本に収録されたら買うと思う。ああいうお話も、また読みたいな。あの「化け物」の顔は、今もよく覚えてる。