東京ボロフェスタ!

京都のイベント、ボロフェスタの東京出張版にいってきました。
やーほんと楽しかった!ほとんどのバンドでおおはしゃぎできるイベントなんてなかなかないよなあーていう多幸感かみしめつつ、3時から22時っていう長丁場もあっという間に感じられるくらい、充実したイベントでした。しかも私、今日出てたバンドはほとんど初めてみるバンドばかりだったんです。それなのに、あっというまに入っていけるこの雰囲気。あーライブっていいですね。
以下長々と感想書きます。

ゆーきゃん

携帯の修理依頼に手間取って、着いたときにはゆーきゃん終わりかけでした。でも入って一瞬でわかる、このやわらかい会場の雰囲気は、このひとの雰囲気でもあるのかな、とか思う。もうちょっとちゃんと聴ける時間あればよかったのだけど。残念。

nhhmbase

涅槃ベースて読むんでしょうか。初めて聴いたバンドなんだけど、すごく好みだった。ボリュームある音なのに、とにかく音がクリアなのが印象的。変拍子の輪郭を描く「動き」もいいし、その乗りにくいリズムを四人(ツインギターベースドラム)が完璧に共有してる感じにぐっとくる。DISCHORDっぽい音、とも言えるかもですが、そこに乗るボーカルの繊細な声も独特で、色のあるバンドだなと思いました。MCも楽しいし、またライブでみたいな。
http://www.nhhmbase.com/

タカツキ

SMRYTRPSなどでも活動されてるタカツキさんのソロはウッドベース弾きながらのライミング。同じ月を見ていた、という歌詞があって、同じ月は同じ月でも、同じように見えるかどうかは別なんだよなあとかいうことを聴きながら考えていた。…というのは別にあげあしとりとかではなくて、そのことに気付いたとき(今日ではない)なんか不思議な気がしたから。

FLUID

京都を中心に活動しているというFLUIDさんも見たのは初めて。うん、かっこよかったです。3ピースバンドでここまで音圧あるってのにまずびっくり。アニメ好き、という前フリがあったからかもしれないけど、どこかアニメのサントラ的なキラキラ感/ポップさがありつつ、つんのめって走り抜ける様がかっこいい。ライブバンドだなーって思いました。
http://www.myspace.com/fluidjapan

ゲントウキ

ボロフェスタ丼(九条ねぎととり肉のマヨネーズいためみたいなのがかかった丼)を食べつつ座り込んでみる。いい声です。そしてご本人も音楽は声だと思う、ということをおっしゃっていて、その点方向性のブレてないバンドなのだなあと思う。丼おいしかった。くつろげました。

イルリメ

東京ボロフェスタはnestのバーフロアと階下のライブステージとで交互に行われていたのだけど、イルリメだけは我慢できなくてバーフロア戻ってセッティングから見てた。この前UNITで見たときは目が悪すぎるせいでよく見えてなかったのだけど、ああ鴨田さんはこんなひとだったのかあ、とか思ったりしつつ(半分恋ですね)じっと見る。
イルリメ・ア・ゴーゴー」というアルバムを最初に聞いてから、私には夢があって、それはあの、アルバムを聞いた時に思い描く最高のライブを体感してみたいってことなんですけども、それはもうイルリメさんだけでなく、見てる人の雰囲気とかもすごく近く関わってくることだから、限りなく近付くことはできても、ほとんど奇跡的な確率だと思うんです。でも、だからこそ自分も照れずにはしゃごうって思うし、イルリメさんがパイプ椅子の上に立って観客見下ろしながらみせた、あのうれしそうな笑顔で、それが許されてるような気がする。今回も、私はほんと「イルリメ・ア・ゴーゴー」っていうアルバムが大好きなんだなあ、ってうっとりしちゃうようなライブで、ほんとうにすごく楽しくて、でもまだまだいける気がする。とか思っちゃうのは聴く側のごう慢だけど、それはつまり、もっともっと見たいってことなんです。満腹になっても、まだ食べたい。

THE BEACHES

イルリメの熱気覚めやらぬままビール片手にビーチズ開始。これもすごかった。ものすごく楽しかった。南国ミクスチャーとでもいえばいいんでしょうか。キラーチューンのめじろ押しって感じで会場も大盛り上がり。アルバムかいたいなーって思ったけどお金なかったので後日にしたけど、やーほんと楽しかったとしか言い様がない。楽しむための音楽って感じでした。満喫した!いつか野外で見てみたい。
http://www.thebeaches.jp/
http://pc.music.jp/product/detailartist.aspx?aid=679

赤い疑惑

ボキャブラリーの貧困さにがっくりしますが、これも楽しかったとしか言い様がない。弱腰ハードコア…ていうのはちょっと違うなーなんていうんだっけこういうの。グランジ? まあわざわざジャンルに当てはめなくてもいいんだけど、ギターの音触とかすごく90年代っぽいんだけど、見た目や歌詞とあわさると全然いつだかわからない。それなのにバランスのとれた、不思議な佇まいでした。自虐的とポジティブ行き来する詩と、適当(失礼)なコーラスも魅力。うーん、うまいこと形容できないのが惜しいんですけど、それはボーカルの人が小学校のときの同級生にそっくりでちょっと気もそぞろだったからかもしれません。(けど名前確認したら違った)
http://www.akai-giwaku.com/(←長い自己紹介とか楽しい)

Ultra Jr.

Limited Expressのギター、ニーハオ!のドラム、そしてUltra bide の人が結成したバンド……と書いてありますがすみません全部知らない。けどかっこよかったです。ベースの人の暑苦しいパンクとギターの人の曇りっぱなしの眼鏡とドラムの人の、激しいプレイしつつ時折絡めるかわいい声にぐっときた。ってすごい失礼な感想ですけど、ほんとかっこよかったんだよ! 失礼ついでにもういっこ書いてみると、バンド名がもっと印象的だといいのにと思ったよ!ビジュアルも音もキャッチーなのにバンド名にフックないのが惜しいなとか思ったりして、てのは私の勝手な好みですが、そんなよけいなお世話なこと思ってしまうくらい気に入ったっていうことです。またライブみたい。ところでドラムの人の声聴いてたらフラメンコアゴーゴーとか思い出したんだけどどうしてるんだろう。
http://www.myspace.com/ultrajr

というわけで

ライブ後はDJタイムで解散。汗だくで早く風呂はいりたいーとか思いながら帰宅しました。ほんとうに、いく前は長丁場で体力持つかなとかそんなことばかり考えていたんだけど、いざ行ってみたらあっという間に感じてしまうようなイベントでした。ぜひ来年も東京出張してほしい。そして朝霧とかぶらないならば京都ボロフェスタも行ってみたいです。ありがとうたのしかった!