夢の缶コーヒー

たまに、日記が書きたくてしかたない日というのがあるんですけど、でもそういうときに限って、書きたいことはうまくまとまらない。まとまんないんだよ…とか考えていてもしかたないので、それはきっと、書きたくてたまらない話題ってのを勢いで書くとあとから後悔するからなんだよ…と思うことにして、今日は今朝みた夢の話を書きます。
今朝みた夢の中で私は、よっぽど楽しい気分だったみたいで、1回4時とかに起きちゃって、この楽しさを携帯にメモりたい…なんて思って携帯握りしめたまま二度寝してました。(寝坊しなくてよかった)

夢のなかで夢から覚めたとき、私は畳の部屋で眠っていた。起きて「ここどこだ」と、うろたえていたら、友達が入ってきて「まさかほんとにくるとは思わなかったよー」と言う。後ろ足で障子を端まで開く。その向こうに外のいい天気が見える。私は布団を畳みながら「なんで私ここにいるのかな?」と聞く。その友達の住んでいる町は、東京から2、3時間はかかる場所にあるはずだった。「覚えてないの?」
友達の説明では、昨晩、酔った勢いで電話かけてきて、いまからいくからっていってほんとに来たらしい。なんて迷惑な…というか、それよりいったいどうやって…と考え、あわてて時計を見るともう8時近かった。いまから東京に戻っても会社には遅刻してしまうだろう。
笑いをかみ殺している友達の横で、私は具合の悪そうな声を出しながら「今日はちょっと、熱があって」などと嘘を並べ、会社を休むことにする。
ゆっくり朝食を食べ、町を歩く。気持ちがいい。いつのまにか、友達が別の人に変わっている。二人めの友人は昔つきあってた人で、かつて二人で駒沢公園にいったときのことを、夢の中なのに思い出している。さっきの友達、戻ってきてくれないかな、と思う。気まずいじゃん、と思ってうつむき、顔をあげるとかえってきてくれていた。
それから何をしたのかは、ショートカットされていた。最後の場面は、新幹線のホームで、その人と缶コーヒー飲んでいるところだった。
うれしい気持ちと、楽しい気持ちで、名残惜しくてしかたなくて、私はゆっくりと缶コーヒーを飲んだ。どちらかが飲み終わったら、もういかなくちゃいけないことになってる気がした。何か言って、笑う。記憶ないくせに、今日は思いきってきてよかったなーとか言ってる。
笑った顔のまま目が覚めた。

そして携帯を握ったまま眠り、今度は誰かの誕生日である夢を見た。たぶん握った携帯で、おめでとうという電話だかメールだかをしようとしてた。やがて携帯の目覚ましが鳴り、いつもどおりに目が覚めました。